ライオット・ガールの正統継承者と言ってもいいLAの4人組がエピタフからついにデビュー。バンド名の由来に加え、17歳、15歳、14歳、11歳というメンバーたちの年齢など、話題に事欠かない彼女たちだが、何よりも注目すべきは楽曲のかっこよさと迫力満点の演奏だ。70年代調のパンク・ロックを基本にしながら、織り交ぜるオールディーズなポップ感覚やメンバーたちの出自に繋がるボサノヴァ風味も聴きどころ。注目されるきっかけになった“Racist, Sexist Boy”はハードコアとも言えるハード&ヘヴィーなサウンドで迫る。ちなみにいちばんの影響源は地元の大先輩、ゴーゴーズなんだとか。その若さも含め、いまもっともパンク・バンドらしいパンク・バンドによる堂々のデビューだ。