『ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』が2022年10月5日(水)、10月9日(日)に上映される。また、本作の完全版が2CD+Blu-ray Discの3枚組で11月4日(金)にリリースされる。

“ピアノ・マン”“素顔のままで”“ストレンジャー”“オネスティ”“アップタウン・ガール”など、ポップなメロディーと都会的なコンテンポラリーサウンドに加えて、高い芸術性を持ちつつも、等身大でリアルな筆致の歌詞が特徴的なシンガーソングライターのビリー・ジョエル。70年代後半から90年代前半にかけて世界的ヒットを連発し、日本を含む世界で愛されつづけているソングライター/メロディメイカーにして、唯一無二のピアノマンだ。

ビリー・ジョエルの全世界でのCD/レコードの総売上枚数は1億6,000万枚以上で、これまで全米No. 1になった3曲を含む33曲の全米トップ40ヒットを放っており、アルバム・オブ・ザ・イヤー、ソング・オブ・ザ・イヤー、レコード・オブ・ザ・イヤーを含む6つのグラミー賞を獲得している(全米では10作がマルチプラチナアルバムに認定、レコード総売上は第6位、ソロアーティストとしては第3位)。

そんなビリー・ジョエルのソロデビューから50周年を記念して、史上もっとも象徴的なコンサートフィルムのひとつ『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』の最新エンハンスド版になる『ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』が、2夜にわたって全世界の劇場で上映される。日本では東京のTOHOシネマズ日比谷のほか、全国40館で海外と同じく10月5、9日の2日間限定で劇場公開されることになった。

また、本作の日本版のトレーラーも発表された。

90年6月22、23日、ビリーのホームグラウンドであるNYのアイコニックなスタジアムで開催されたこのコンサートは、2日間で11万人が詰めかけ、200万人の動員を記録したツアー〈Storm Front〉のハイライトになったと同時に、旧ヤンキー・スタジアムの長い歴史(1923~2008年)のなかで初めて行われたロックコンサートでもあった。

今回の特別上映に際して、16mmのカラーフィルムを用いてライブ撮影されたコンサートのオリジナルフィルムが見事な美しさの4K映像で再編集され、音声はドルビーアトモス®が採用された。また、ビリーのサウンドエンジニアを長年務めるブライアン・ラグル(Brian Ruggle)の監修のもと、オリジナルのマルチトラックテープからジェイ・ヴィカリ(Jay Vicari)が新たにミックスを施している。

※4Kおよびドルビーアトモスは対応劇場のみ
※ドルビーアトモス版の上映では、別途追加料金がかかります 

劇場の大スクリーンと音響で体感したいこの最新エンハンスド版には、過去に未公開だった“アップタウン・ガール”のパフォーマンスやビリー・ジョエルのインタビュー、さらにコンサート制作の舞台裏の映像も加えられている。そして、ヒット曲満載のセットリストには、“ピアノ・マン”“ハートにファイア”“ニューヨークの想い(New York State Of Mind)”“イタリアン・レストランで(Scenes From An Italian Restaurant)”などが含まれている。

11月4日には、この『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』の完全版が2CD+Blu-rayの3枚組、3LP、デジタル配信の3形態でリリースされる。

『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』 は、90年12月にVHSで、その後2001年に一度DVDでリリースされたものの、曲数がカットされたり、一部エディットされている収録曲があったりもしたため、12曲のパフォーマンス映像という収録内容だった。

今回リリースされる3枚組のCD(DISC 1 & DISC 2)には、90年6月22、23日の2公演から、新たにミックスされた22曲のパフォーマンスを収録。そのうち、“アップタウン・ガール”“アレンタウン”“若死にするのは善人だけ”など、11曲が初リリースになるなど、まさに完全版と呼ぶのにふさわしい内容となっている。

また、Blu-ray(DISC 3)には、今回劇場公開される『ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』が収録される。

なお、ビリー・ジョエルは現在、昨秋に再開され、2022年いっぱい続くマディソン・スクエア・ガーデンのレジデンシー(滞在型)公演という驚異のロングラン公演の真っ最中だ。詳しい情報はオフィシャルサイトをチェックしてほしい。    

 


FILM INFORMATION
ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム

監督:ジョン・スモール   
プロデューサー: ジョン・スモール、スティーブ・コーエン、ジョン・ジャクソン
製作会社: ピクチャー・ビジョン・ピクチャーズ、マリタイム・ピクチャーズ
製作年:2022年
製作国:アメリカ
配給:カルチャヴィル
2022年10月5日(水)/9日(日)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国40館にて公開
https://www.culture-ville.jp/billyjoel

 

RELEASE INFORMATION

BILLY JOEL 『Live At Yankee Stadium』 Columbia/Legacy/ソニー(2022)

リリース日:2022年11月4日(金)
品番:SICP31562~4
フォーマット:3枚組 2CD+Blu-ray
価格:6,600円(税込)

TRACKLIST
DISC 1|CD
1. Storm Front(ストーム・フロント)
2. Allentown(アレンタウン)
3. Prelude / Angry Young Man(プレリュード/怒れる若者)
4. I Go To Extremes(愛はイクストリーム)
5. New York State Of Mind(ニューヨークの想い)
6. The Downeaster ‘Alexa’(ザ・ダウンイースター “アレクサ”)
7. My Life(マイ・ライフ)
8. Shameless(シェイムレス)
9. Scenes From An Italian Restaurant(イタリアン・レストランで)
10. Pressure(プレッシャー)
11. Miami 2017 (Seen The Lights Go Out On Broadway)(マイアミ2017)
12. Uptown Girl(アップタウン・ガール)

DISC 2|CD
1. We Didn’t Start the Fire(ハートにファイア)
2. A Matter Of Trust(マター・オブ・トラスト)
3. Only The Good Die Young(若死にするのは善人だけ)
4. That’s Not Her Style((ザッツ)ノット・ハー・スタイル)
5. Big Shot(ビッグ・ショット)
6. Goodnight Saigon(グッドナイト・サイゴン~英雄たちの鎮魂歌)
7. It’s Still Rock And Roll To Me(ロックンロールが最高さ)
8. An Innocent Man(イノセント・マン)
9. You May Be Right(ガラスのニューヨーク)
10. Piano Man(ピアノ・マン)

DISC 3|Blu-ray:劇場版 『ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』 

■国内盤のみの追加使用
・高品質Blu-spec CD2仕様(DISC 1 & DISC 2)
・日本語字幕付(DISC 3:MC部分)
・歌詞・対訳・解説付 

■同時リリース/配信 
3枚組(LP/輸入盤のみ) 
デジタル配信(ダウンロード/ストリーミング) 

 


PROFILE: BILLY JOEL
アメリカのNY州サウス・ブロンクス出身のシンガーソングライター(1949年5月9日 生まれ)。ポップなメロディーと都会的なコンテンポラリーサウンドに加え、高い芸術性を持ちつつ、現代に生きる〈普通の人々〉の挫折、葛藤、希望などを等身大かつリアルな筆致で切り取った歌詞が特徴的で、70年代後半から90年代前半にかけて世界的ヒットを連発した。これまでに、『ニューヨーク52番街』でのアルバム・オブ・ザ・イヤー、“素顔のままで”でのソング・オブ・ザ・イヤーとレコード・オブ・ザ・イヤー、そして栄えあるグラミー・レジェンド賞を含む6つのグラミー賞を獲得(ノミネートは23回)しており、全世界で1億6,000万枚以上のレコードセールスを記録。アメリカでのレコード総売上第6位のアーティスト(ソロアーティストとしては第3位)となっている。さらにロックンロールの殿堂とソングライターの殿堂入りを果たしており、『ムーヴィン・アウト』でトニー賞を受賞したほか、米国議会図書館ガーシュウィン賞のポピュラー・ソング部門、ASCAP(米国作曲家作詞家出版者協会)のセンテニアル・アワード(100年に1回与えられる)も受賞した。さらにはケネディ・センター名誉賞受賞者でもあり、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの〈星〉も獲得した。代表曲は、“ピアノ・マン”、“素顔のままで”、“アップタウン・ガール”、“ストレンジャー”、“オネスティ”など。日本人の感性にマッチした親しみやすく哀切を帯びたメロディーとシンプルな歌詞、発音の分かりやすいボーカルスタイルで、英語が完璧にわからずともすべての〈普通の人々〉がそれぞれに情景を思い浮かべて自身の思い出を重ねることが出来る様な〈人生のサウンドトラック〉たりうる普遍性を持っている。ビートルズやカーペンターズらと並び、洋楽史上最も日本人に愛される海外アーティストの一人として、ビリー・ジョエルの作品はここ日本でも時代と世代を超えて生き続けている。