――Chelmicoが制作したオープニング曲“THIS IS H”も印象的でした。
設楽「今回は〈早いやつで〉〈疾走感〉、オープニングなので〈高揚感〉とかがあるやつというので発注しました。いつもインストだけのオープニングが多いんですけど、Chelmicoはラップだから歌詞が付くだろうなとは思っていたんですが、こんなにバナナマンのことを歌詞に散りばめてくるとは思っていなかったので、それがすごい格好良くて、ありがたいですよね」
――日村さんは聴いたときいかがでしたか?
日村「いやぁ~もちろんそれはもう最高だし、で、あの曲で始まっていきますからね。ライブであの曲が流れるときっていうのは、裏でものすごい着替えているんですけど。1本目のネタがウケたときなんかはもう本当にさらに上がるし。だからお客さんもあの曲聴いて上がるんじゃないですかね」
――今回ライブが開催されたことで、ひとつの夏の風物詩が戻ってきたようで本編はもちろんですが、チケットやグッズの争奪戦に参加する時間もとても楽しい時間に感じました。改めて、お2人にとって〈ライブ〉への想いを教えてください。
設楽「ライブはやっぱりね、自分たちの立ち位置というかね、確認作業というかね、何ていうですかね、バナナマンのここが一番核の部分だと思ってやっているんですけど、でも年々できるのかって体力的にもしんどいなって(笑)。体とかもどんどんボロボロになりますからね。日村さんは、このライブの一週間くらい前かな、具合悪くなっちゃって、みんなピシッっとなってね、やばくない?ってなってね。結果コロナじゃなくて完全に体調を崩したっていうね」
日村「うん」
設楽「でもギリギリだから、もうこれがコロナってなった場合、強制ストップじゃないですか。だからこういう状況の中でやるってのはなかなかですし、あとは単純に膝とかね」
――(笑)。
設楽「ま、昔からなんですけどね。ライブやると日村さんの歯が取れちゃったとか、声が出なくなっちゃったとか(笑)。これがもっと歳とってくると年々いろいろあるからね」
日村「うん」
設楽「やっぱり動くネタも、もうなかなかね、でもまぁライブは、そういう大変な面もあるけど、単純に楽しいからやっているっていう部分はあるんで。ま、やれる限りやりたいなとは思っていますけどね」
――日村さんはライブに対しての想いはいかがですか?
日村「いや、もう一緒ですよ。これだけお客さんが来てくれるし、やっぱりそれがもう全て本当ありがたいですよね。配信もたくさん観ていただいたということも聞きましたし。グッズなんかもそうですよね、たくさんの方が求めてくれているっていうのが、これはもう本当うれしいですよね」
設楽「幸せなことだなぁって思いますよね。だって、来てくれなかったらやりたくったってできないし」
日村「やっぱり終わると〈あー楽しかったな~〉っていう気持ちもすごいありますからね」
設楽「どこで楽しいって思う? ウケたときかな?」
日村「うん、ウケたときかな。あの、なんかハマった瞬間があるんですよね、自分の中で。〈あー、上手くいったな~〉とか〈今の良かったな~〉とか」
設楽「そこまではもう辛い(笑)」
日村「辛いねぇ~(笑)」
設楽「なんでやらなきゃいけないんだ!ってね(笑)」
日村「本当、他の仕事とは全く違いますからね。だから本当、やれる限りはやりたいと思いますよ。どうせいつかはやれなくなるわけですから。ねぇ」
――次回のライブですが、以前お話にもありましたが、タイトルは〈O〉ですか?
設楽「〈O〉ですね!」
日村「お~、言った言った(笑)」
―作家オークラさんの〈O〉ですね。
設楽「オークラの〈O〉かはわかんないですね。おさむの〈O〉かもしれない(笑)」
日村「あははははは、おさむの〈O〉か。あはははははは(笑)」
設楽「ゆうきの〈Y〉もあるしね」
日村「ふふふふふふ」
――次回のライブもお楽しみにということで、ありがとうございました!