INTERVIEW

Cyntia “勝利の花束を-gonna gonna be hot!-” Part.1

次々とリミットを解除しながらポップに突き抜けてきた5人。 ニュー・シングルから飛び出すのは新たなイット・ガール像で……

Cyntia “勝利の花束を-gonna gonna be hot!-” Part.1

 これまでのCyntiaを知るリスナーは、ずいぶん驚くことだろう。ニュー・シングル“勝利の花束を -gonna gonna be hot!-”の表題曲は、ヴィジュアルにしろ、サウンドにしろ、〈ガールズ・メタル・バンド〉と謳ってきた自身の枠を余裕で飛び越えていく、実にポップに突き抜けた一曲となっている。

Cyntia 勝利の花束を-gonna gonna be hot!- Colourful(2014)

  「いままでの私たちを好きなお客さんからは、いろんなことを言われるだろうなっていうのは想定しているんですよ。でも、サプライズを仕掛けていきたいと思うし、新しいものって、厳しい言葉に耐えて消化していかないと生まれないと思うんです」(SAKI、ヴォーカル)。

  「『Limit Break』で完全燃焼した後、サウンドをシンプルにしてどこまで伝えられるかトライしてみたいと思って、この曲を作ったんです。例えば、間奏のYUI(ギター)さんのアームの音も、いままでは全部の音が歪んでいたから他にまぎれてしまっていたけど、今回はかなり効果的になっていて。みんなが驚く要素がいっぱい入ってると思う」(AZU、ベース)。

 歌詞もとても力強い。〈新しいものごとを創る人はいつだって逆境と戦って生き抜いてきた勝者〉と、彼女たちの意志が綴られた〈攻めの応援歌〉になっている。

  「サウンド的に、タイトル曲は〈ポップなCyntia〉、カップリングは〈これまでのCyntia〉で。でも、歌っていることは同じなんですよね。どちらも前向きでいてほしいっていう。あえて同じテーマにして、二面性はサウンドや歌唱の部分で見せたいと思って、この歌詞にしました」(SAKI)。

 カップリングの“NAKED”はこれまでのハードさを湛えながらも、ポジティヴに疾駆する新たなCyntia像を想起させるサウンドだ。言ってみれば本作は、もうひとつの〈Limit Break〉──バンドの制限を解除したことで生まれた作品であり、この先のCyntiaへの道標とも受け取れる。

  「いままではCyntiaらしさに固執していた部分がそれぞれあったみたいなんです。でも、今回突き抜けたことによって、みんなからいろんなアイデアが出てくるようになりましたし、デモを聴いているとワクワク感がすごくあって」(SAKI)。

  「作曲者が3人いて、ヴァラエティーに富んだ曲を作れるCyntiaの強みを伸ばしていきたいと思っていて。私としては〈勝利の花束を〉で、Ryosuke“Dr.R”Sakaiさんと初めてお仕事させてもらったことで、新しいサウンドを採り入れるヒントをすごくもらえたんです。私、ケイティ・ペリーとテイラー・スウィフトみたいなイット・ガールが大好きなので、ああいう華々しさとか、キュートだけどカッコイイ表現をどうすればできるのか、いろいろ試行錯誤してます」(AZU)。

  「だからいま、すごくおもしろいんですよ。これまでの持ち味も残っているんですけど、薄皮まんじゅうの表皮ぐらいの薄さになっていて。それを完全に取り去らずに、中の具が変わっていくみたいな(笑)。いままでと180度変わるとは言わないですけど、針を振り切るぐらい振り幅が広がるんだろうなって思いますね」(SAKI)。

 

▼Cyntiaのアルバム

左から、2012年作『Endless World』(Bright Star)、2013年作『Lady Made』、2014年作『Limit Break』(共にColourful)
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