mabanuaがニューシングル“So Real feat. Nicholas Ryan Gant & Suede Jury”を本日2月15日にリリースした。
2007年、デビューアルバム『done already』の制作中、mabanuaがネットでその声に魅了され、フィーチャリングのオファーをしたことから親交が始まったというシンガー、ニコラス・ライアン・ギャント(Nicholas Ryan Gant)。
お互い、当時はまだ駆け出しのアーティストだったが、その後、ニコラスはマライヤ・キャリー、ブランディ、マイケル・マクドナルド、チャイルディッシュ・ガンビーノ、サイ・スミス、ミリ・ベン・アリ、レデシー、ラン・ザ・ジュエルズ、リトル・ブラザーのフォンテなど、数え切れないほどの錚々たるアーティストのサポートボーカリストを務め、その実力は世界的に認められた。
2人は互いに多忙を極めたが、絆は壊れず、2008年に“Mystery”(mabanua『done already』収録曲)、2010年の“Mind Games (DONE)”(Ovall『Don’t care who knows that』収録曲)、2012年の“new love”(mabanua『Only the facts』収録曲)と、コラボレーションを重ねて、より親交を深めていった。
4度目のコラボになる今回の“So Real”では、ニコラスの友人であり、同じく米NY出身の才能あふれるラッパー、スウェード・ジュリー(Suede Jury)が加わり、さらにレベルアップした曲が完成した。
何度も繰り返し聴いてしまうような、印象的なワンループは、mabanuaが構築したもの。その上に、すべてを包み込むようなニコラスのビターでエレガントな歌声と、スウェード・ジュリーのほどよく厚みのあるラップがミルフィーユのように重なり美しい層になっていく。有名無名にかかわらず、純粋に良質でベストなものをセレクトし続けるmabanuaのアティテュードが詰まった、〈これぞコラボレーション!〉と言える曲だろう。
アートワークは、“Coffee Excess feat. Orono (Superorganism) & Lennon”(2021年)でのコラボが記憶に新しいスーパーオーガニズム(Superorganism)のオロノ(Orono)が手がけており、ビジュアル面でのコラボにも注目だ。
mabanuaは、〈初期の頃には技術的にできなかったことを実現できた。今までの作品の良いところ取りしたような楽曲〉とコメントしている。
どのジャンルにも当てはめることができないmabanuaの稀有な才能は、まだまだ進化しつづけるようだ。
RELEASE INFORMATION
mabanua 『So Real feat. Nicholas Ryan Gant & Suede Jury』 origami PRODUCTIONS(2023)
リリース日:2023年2月15日(水)
形態:ストリーミング&ダウンロード
配信リンク:https://mabanua.lnk.to/SoReal
TRACKLIST
1. So Real feat. Nicholas Ryan Gant & Suede Jury
PROFILE: mabanua
ドラマー、プロデューサー、ビートメーカー、シンガーという他に類を見ないスタイルのマルチクリエイター。すべての楽器をみずから演奏し、それらの音をドラマーならではのビートセンスでサンプリング、ヒップホップのフィルターを通しながらもジャンルに囚われない音作りが世界中から絶賛されている。プロデューサー、リミキサー、ドラマーとして多数のアーティストをサポートしており、これまでに200曲以上のアレンジやプロデュースを手がける。また、海外アーティストもその音楽性に共感し、コラボレーションをしている。さらに、数々のTV CMや劇伴も担当。また、Shingo Suzuki、関口シンゴとともにバンド・Ovallのドラマーとしても活動するほか、ビートメイカー・BUDAMUNKとのユニットであるGreen Butter、タブラ奏者U-zhaanと共にU-zhaan × mabanua、ASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文のソロプロジェクトであるGotch BANDのメンバーとしても活動するなど、ジャンルレス、ボーダーレスに活躍中。2021年、オロノ(スーパーオーガニズム) をフィーチャリングに迎えて“Coffee Excess”をリリース。ストリートからコーヒーショップまでをチルなバイブスで包み込んでいる。