Days of DelightがDolby Atmosの音源の配信を2023年4月14日にスタートさせた。
平野暁臣がファウンダーおよびプロデューサーであるレーベル、Days of Delight。同レーベルが、ニラジ・カジャンチ(Neeraj Khajanchi)が代表を務めるNK SOUND TOKYOと共同して、Dolby Atmosの音源の配信を始めた。
Dolby Atmosは、異次元の没入感を実現するものとして、映画の世界で主に採用されてきた立体音響技術だ。現在は、アメリカを中心に、新たな音楽体験をもたらす新機軸の空間オーディオとして、急速に普及が進んでいる。しかし、日本国内で制作される音源の普及率は極めて低く、とりわけジャズにおいてはほとんど前例がないのが現状だ。
そんななか、日本のジャズに特化したレーベルのDays of Delightは、日本を代表するレコーディング&ミキシングエンジニアのニラジ・カジャンチ率いるNK SOUND TOKYOと共同で、Dolby Atmosによる音源の配信に進出した。現在、同スタジオで音源制作を行った9作品が第1弾として配信されている。また今後、Days of Delightが同スタジオで制作する作品はすべて、通常の音源に加えて、Dolby Atmosでも配信されるという。
配信作品は、RSTトリオ『plays TOKI』(DOD-007)、広瀬未来『The Golden Mask』(DOD-008)、市原ひかり『Anthem』(DOD-014)、土岐英史『Little Boy’s Eyes』(DOD-015)、竹村一哲『村雨』(DOD-016)、清水絵理子『Aspire』(DOD-021)、山田玲『Counter Attack』(DOD-022)、馬場智章『Gathering』(DOD-023)、山口真文『Trinity』(DOD-025)の9タイトル。
音楽の魅力と楽しさをさらに増してくれる技術、Dolby Atmos。Days of Delight作品は、ぜひDolby Atmosで聴いてほしい。
なおMikikiは、Dolby Atmos化されたDays of Delight作品の配信にあわせて、Dolby Atmosミックスを担当したニラジ・カジャンチと平野の対談を掲載した。こちらもあわせて読んでもらいたい。
〈アトモス by “AtmoForce4D”[NK SOUND TOKYO]〉の配信リンクはこちら。
RELEASE INFORMATION
アトモス by “AtmoForce4D”[NK SOUND TOKYO]
リリース日:2023年4月14日
配信リンク:https://music.apple.com/profile/nksoundtokyo
■第1弾配信作品
RSTトリオ『plays TOKI』(DOD-007)
広瀬未来『The Golden Mask』(DOD-008)
市原ひかり『Anthem』(DOD-014)
土岐英史『Little Boy’s Eyes』(DOD-015)
竹村一哲『村雨』(DOD-016)
清水絵理子『Aspire』(DOD-021)
山田玲『Counter Attack』(DOD-022)
馬場智章『Gathering』(DOD-023)
山口真文『Trinity』(DOD-025)