温泉マークがニューシングル“ナイチューのうた”“ブロックパーティーのうた2022”を本日5月25日にリリースした。
2021年から活動を始めたVTuberの温泉マーク。声にオートチューンをかけながらゲームや楽曲制作の実況を行っており、偶発的に生まれるユーモラスなオートチューンの効果が話題を集めている。2023年3月には東京・表参道のWALL&WALLで開催された,ζ,”⊃恋呂百花 a.k.a 木下百花主催イベント〈crush〉に出演、異例の〈オープニングゲーム実況〉を務めたことでも注目された。
温泉マークは、YouTubeでの実況や配信のみに留まらず、音楽制作も活発に行っており、2021年にはライブ配信時の待機画面で流れる“待機のうた”、ゲーム実況中の即興歌唱をnecticがサンプリングして曲にした“ブロックパーティーのうた”といった作品をリリースしている。その後も、アルバム『冬のおとずれ GREATEST HITS20211120』(2022年)を発表しているほか、4月にはニューシングル『ナイチュー!/幽霊る』をリリースしたばかりと、精力的な活動を続けている(温泉マークについて、詳しくは『ナイチュー!/幽霊る』の記事を参照のこと)。
そんな温泉マークが、新たにシングル2作品を同時にリリースした。
今回発表された2曲は、いずれも音楽グループ〈Kalk〉のコンポーザーであるnecticが作曲とトラック制作を行っており、〈温泉マーク & nectic〉名義でリリースされた“ナイチューのうた”ではnecticがコーラスパートの歌唱も自ら務めている。
“ナイチューのうた”は、necticによる軽快なベースラインと小気味よいギターのカッティングを軸としたファンクサウンドと、温泉マークによる視聴者へ向けたリリックが印象的な曲で、これまで以上に温泉マークのキャッチーな側面が表れた曲になっているとのこと。また、アウトロのサックス演奏は“これはおんがくのうた”のトラック制作を務めたshimbayが、アートワークは〈わーちゃん〉が担当している。
もう一方の“ブロックパーティーのうた2022”は、2022年のクリスマスにBandcamp限定でリリースされた曲で、今回、待望のストリーミングサービスでの配信がスタートした。オリジナル版ではサンプリング音声のみで構成されていたボーカルパートをすべて再録し、トラックも2ステップからの影響を感じさせるものに一新されているという。また、盟友であるVTuber/ライター、まっつがバックコーラスに加わっており、温泉マークのポップサイドを存分に楽しめる作品になっているそうだ。アートワークは、ハハハによるポートレートを取り入れている。
編集・執筆した「ZINEおかけん」を〈文学フリマ〉で頒布するなど、多角的な活動を続けている温泉マークから目が離せない、かもしれない。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2023年5月25日(木)
配信リンク:https://big-up.style/ABxUnmxRbD
TRACKLIST
1. ナイチューのうた
作詞作曲: nectic/温泉マーク
Rap: 温泉マーク
Vo, Gt, Ba, Track: nectic
Sax: shimbay
Artwork: わーちゃん
リリース日:2023年5月25日(木)
配信リンク: https://big-up.style/tx3ipChGIB
TRACKLIST
1. ブロックパーティーのうた2022
作詞: 温泉マーク/まっつ
作曲: nectic/温泉マーク
Vo, Cho: 温泉マーク
Cho, Gt, Ba, Track: nectic
Cho: まっつ
Artwork: ハハハ
PROFILE: 温泉マーク
2021年3月よりオートチューンがかかるVTuberとして活動を開始。ゲーム実況を中心にYouTube上で動画配信を精力的に行う傍ら音楽活動、ブログの執筆、読書会の主催、〈3000円ブックオフ〉の提唱、ポッドキャストの配信など、活動は多岐にわたる。好きなオートチューンのキーは〈C〉。
PROFILE: nectic
地下音楽家。2018年頃から現名義で活動。音楽グループ〈Kalk〉では制作の大部分を担い、90年代ブリストルとモダンサイケを通過したダウナーミュージックを展開。客演や楽曲提供時は突如ポップサイドに振り切った作品を打ち出し、周囲の関心と困惑を集める。2023年はソロワークを再開し、6月27日(火)には東京・渋谷HOMEにてnectic名義で初のソロライブを行う予定。ダブやグライム、ウィッチハウスなどを統合すべく鋭意制作中。