米津玄師が、2023年7月14日より公開された宮﨑駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」の主題歌として新曲“地球儀”を書き下ろしたことを発表した。
米津は、かねてより宮﨑駿監督のことを敬愛し、作家としても道標のような存在として大きな影響を受けていることを公言してきた。小学生の時に「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」を映画館で見た衝撃や、漫画版「風の谷のナウシカ」を創作の指針としていることなど、宮﨑駿監督からは、自身の幼少期から現在に至るまで大きな祝福を受け育ってきたという。
新曲“地球儀”は米津が作詞、作曲、歌唱を担当。7月17日(月)にデジタル配信され、7月26日(水)にはCDシングルでもリリースされる。なお、CDは160ページにもおよぶ写真集を同梱したパッケージとなり、初回版と通常版の2形態でリリースされるとのこと。
さらに、リリースの詳細と合わせて“地球儀”のアーティスト写真も公開。カメラマン木村和平により、幻想的な風景が切り取られた写真に仕上がっている。
また、米津は自身のSNSに“地球儀”の制作背景や楽曲に込めた思いを綴ったコメントを発表。“地球儀”が「君たちはどう生きるか」と共にどう観客に響く楽曲となっているのか、劇場に足を運んで確認したい。
米津玄師コメント(7月14日:SNS投稿文)
「君たちはどう生きるか」の主題歌として「地球儀」という曲を作らせてもらいました。
お話を頂いたのはもう4年ほど前のことです。一番最初は驚愕すると同時に「何故自分なのか」と困惑しました。曰く、宮﨑さんがFoorinのパプリカをラジオで耳にしたのをきっかけにわたしに白羽の矢が立ったようです。5冊分にもなる重たい絵コンテを頂き、宮﨑さんから説明を受け、恐る恐る作曲に取り掛かりました。今や遥か遠い昔の出来事のように感じています。
この4年間のあいだ、幾度か小金井のスタジオへと足を運び、宮﨑さんや鈴木さんとお話をさせて頂いたのですが、その殆どが不思議なくらい気持ちよく晴れた日でした。近所にいる園児の声を聞きながら、黒々と落ちた木陰の中を歩いたのをおぼえています。常日ごろ狭い部屋で独り過去の記憶を辿りながら作曲をしている身からすると、それは豊かと呼ぶ他ない体験でした。
小さな子供の頃から宮﨑さんの映画を見て育ちました。いつしかわたしは大人になり、音楽を作る人間になりました。その音楽を沢山の人に受け取ってもらえるようにもなりました。まだ至らぬ部分も数え切れないほどありますが、至らなさも含めて確かにここまで生きてきたのだと思えます。
「地球儀」は「君たちはどう生きるか」の為の曲であり、わたしが今まで宮﨑さんから受けとったものをお返しする為の曲でもあります。今まで映画を作り続けてくれてありがとうございました。そしてこれからもずっと作り続けてください。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2023年7月26日(水)
■初回版(CD+写真集 160ページ)
品番:SECL-2890
価格:4,800円(税込)
■通常版(CD+写真集 160ページ)
品番:SECL-2892
価格:2,200円(税込)
■配信
リリース日:2023年7月17日(月)
配信リンク:https://smej.lnk.to/chikyugi
※リンクは配信日より順次有効
MOVIE INFORMATION
「君たちはどう生きるか」
原作・脚本・監督:宮﨑駿
製作:スタジオジブリ
2023年7月14日全国公開ロードショー
公開劇場一覧:https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/kimitachihadouikiruka.html