LAシーンの重要ピアニスト兼ビートメイカーの4作目。作品を重ねるごとにビートの多彩さを増しつつピアノが雄弁になっており、“Dreamer”ではエレクトリックなビートのループにジョー・サンプルのオマージュと思しき美麗フレーズを散りばめ、“I Meant That”ではキース・ジャレットかのようなハミングも聴こえてくる。秋の夜長に蕩けるようなこの一枚をぜひ。