結成40周年を飾る19作目。憂いを覗かせつつも始まりの予感に満ちた“ここから - Into the Light”、〈どこかで筆を置くべきか〉と不意に歌う“カルーセル”、ビートルズ・オマージュが無邪気な“光放つもの”など、直枝政広(ヴォーカル/ギター)の甘美でユーモラスなロックは健在。彼ら史上初めて大田譲(ベース)が手掛けた“深ミドリ”も牧歌的でいい。