懐古的ではないがどこかノスタルジック。ストレンジな感覚をも自然体の心地良さに昇華した円熟のアンサンブルで、不変にして普遍の彼ららしいポップスを聴かせる18作目。あの頃のままの青臭いガムシャラさが頼もしい“BABY BABY BABY”、レイドバックしたサウンドが黄昏色の情景を描く“その果てを心が”、枯れた味わいの“霧のスーヴェニール”(旧名は“駅”)といったライヴで馴染みのナンバーも収録。