昨年11月に歌モノの『ハザードオブラブ』と同時配信されていた作品がこのたびCD化。初のラップ盤として話題を集めた2018年作の続編で、アブストラクトなトラック、ロウな音像はその『ヘブン』を継承しつつ、言葉とビート、歪んだギターなどの敷き詰められた空間は、現在進行形の閉塞感を映したものか。ここから出たいという内なる叫びが圧巻のグルーヴを醸造する。