皆さまこんにちは! ヴォーカルのtowanaです。すっかり厳しい寒さになり、寒さが苦手なわたしは今年もこの冬をどうやって耐えたらよいものかと恐怖しています。でも華やかでキラキラした冬の街は大好き! そんな季節に今回も各メンバーとわたしのレコメン楽曲をお届けします。

TENBLANK 『Glass Heart』 ワーナー(2025)

 佐藤さんのおすすめはTENBLANKの“旋律と結晶”。Netflixドラマ「グラスハート」で佐藤健の率いる劇中バンドがライヴで最初に披露する曲で、作品を楽しく観ているという佐藤さんが熱量高くレコメンしてくれました。バンドを題材とした作品ということもあり、レコーディング・スタジオやライヴハウスなど自分たちのよく知る場所がロケ地として使われているのもおもしろいとのことで、わたしも気になっています。作詞を野田洋次郎(RADWIMPS)、作曲を飛内将大が担当し、ドラマ本編ともリンクしたMVも公開されているのでぜひ!

多和田えみ 『LOVE & PEACE』 techesko(2008)

 お次は多和田えみの“eternity”。kevin君のレコメン楽曲です。沖縄県出身のシンガー・ソングライター、多和田えみが2008年にリリースしたアルバム収録曲で、シンプルにメロディーがとても良いとのことでおすすめしてくれました。イントロを聴いた瞬間もうこれは大好きなやつ……!となりました。作曲は松本良喜、編曲がJazztronikの野崎良太ということでソウル、R&B、ジャズ、ファンクの色を濃く感じる流石のアレンジ。ソウルフルなヴォーカルも気持ち良く聴き続けられます。

MEOVV 『ME ME ME』 ユニバーサル(2025)

 最後にわたしのおすすめはMEOVVの“ME ME ME”。韓国のガールズ・グループ、MEOVVが初めて日本語歌唱にチャレンジした日本デビュー・シングル曲です。同名の日本のシャンプーのCMタイアップ曲なのですが、シャンプーのタイアップと聞いてイメージする爽やかさのようなものはまったくなく、むしろクールさや切なさを感じさせるクオリティの高い楽曲。エアリーな声の使い方もとても上手で、全体に漂う寂しさのようなものがとても好きで夏から秋に変わる頃によく聴いていました。

 さて2025年も終わりに近づいていますね。今年は映画〈メイドラゴン〉の公開もあり、fhánaも国内そして世界でもたくさんの場所で歌わせていただきました。来年もまた新しい楽しいかっこいいことをしていきたいな。ということで少し早いですが、来年もよろしくお願いします!

 


towana
佐藤純一、kevin mits­unagaとのユニット、fhánaのヴォーカルを担当。fhánaでは映画「小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」のOP主題歌“涙のパレード”を収めた小林幸子とのスプリット・シングル涙のパレード/僕たちの日々』(ランティス)も好評リリース中です。来年1月16日に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでfhánaがキュレーションする〈Sound of Scene Festival〉の開催を控え、現在はその準備を進行中です。その他の最新情報は〈http://fhana.jp/〉にて!