エディ・ヴェダーのソロ作『Earthling』に続いてアンドリュー・ワットがプロデュースを手掛けた12枚目のアルバム。実験の方向に意識を傾けた前作『Gigaton』と比べても破壊力のストレートさは明白。万人が思い浮かべるバンド像に照準が合った作りは却ってフレッシュで、その意味ではワットにとってもローリング・ストーンズの『Hackney Diamonds』に比肩する一作だろう。