パール・ジャム30周年を経た11年ぶりのソロ新作は、本隊よりも肩の力を抜いたようなテンションが伝わる充実の内容となった。カントリー・ロックやアコースティックなテイストがさらに前に出てきた印象で、アンドリュー・ワットらによるパーマネントなバンドの演奏にも一体感がある。スティーヴィー・ワンダーやエルトン・ジョンの参加もあり、リンゴ・スターがドラムを叩くビートルズ風ナンバーにもニヤリ。