多数のシングル・ヒットを輩出するロング・ヒットとなった『Future Nostalgia』(2020年)から約4年ぶりに届いたサード・アルバム。今回は鬼才ダニー・L・ハールとケヴィン・パーカー(テーム・インパラ)がプロデュースの中核を担い、本人いわくブリット・ポップ時代の生の感覚や自由さを体現する内容を心掛けたのだそう。先行ヒット済みの“Training Season”や“Houdini”の自信に満ちたパワフルな聴き心地はまさに表題の〈過激な楽観主義〉に通じるような享楽性としなやかな力強さを思わせるものだ。「バービー」の“Dance The Night”で組んだアンドリュー・ワイアットの参加もあり、今回も磐石!