曲の良さが伝わるヴォーカル
――SAKUraさんの歌を実際に聴いた印象は?
山川「ストレートでいいなと思いました。よくいる歌の上手い子どもにありがちな、歌い回すような感じではなくて、直球で来る感じが良かった。曲の良さが伝わるヴォーカルです」
SAKUra「ラップを入れたら?というのは山川さんの提案で、私もラップをやってみたかったので、そういうことも相談しながら作っています」
――ラップ・パートでの英語の発音が達者すぎて、聴く人は皆さん驚かれたと思います。SAKUraさんは、これまで自分が聴いてきた音楽とはちょっと違う曲調だとは思いましたか?
SAKUra「はい、これまでSAKUraとして出したすべての曲が、いままで私が聴いてこなかったタイプの音楽です。セカンド・シングルの“CHA KA PON”は静かな印象で、〈こんなに可愛い曲があるんだな〉と思いました」
――この“CHA KA PON”は、幕末の大老・井伊直弼のあだ名〈ちゃかぽん〉に因んだものだそうですが。
SAKUra「私は歴史が好きなんですが、私の先祖に当たる人が桜田門外ノ変の首謀者の1人で、水戸藩の家老だったんです。その話を聞いて、なんだかすごい偶然だな、ともう大喜びで(笑)。歴史好きになったのは小学校3年の頃ですが、父の知り合いに剣道と古武道の師匠がいたんです。その方がもともと歴史学者だったこともあり、私も『論語』で孔子の教えを学んだり、くずし字で『竹取物語』を読む練習をしたりもしました」
――もともと歴史好きになる素養はあったわけですね。ちなみにどの時代が好きなんですか?
SAKUra「やはり戦国時代ですね。平安時代もめっちゃドラマがあって好きです。『古事記』も好きですし、神社巡りや御朱印集めにもハマっています」
山川「最初の“漕ぎ出せ♪ショコラティエ~これって恋ですか?に関しては、行き当たりばったりで始まったところもあるんですが、思った以上に反響があり、続けていこうという話になりました。本当はアルバムを作る予定だったので、それならコンセプトが必要だし、どうせやるならSAKUraちゃんの好きなもので作るのがいいだろうと。それで歴史がテーマの“CHA KA PON”と、今回の“姫ならいいじゃん~百花繚乱~”が出来たんです」
SAKUra「“姫ならいいじゃん~百花繚乱~”には、私の好きな孔子の言葉も入れてもらいました。あと私の大好きな強くてカッコいい戦国時代の姫たちの名前も曲中に出てきます!」