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何物にも染まってないシンガー

――これまでリリースしてきた3曲ともすべて曲調が異なっていて、その点もおもしろいです。これは山川さんのアイデアでしょうか。

山川「そうですね、そのときに思い付くものを形にしています。シンガー・ソングライターなら自分の世界を持っていると思うんですが、私みたいな作編曲家の場合は、音楽的にいろいろな方向に行っていいんだろう、と思っているので、常にいま思う、おもしろいところを選んで作るようにしています。例えば私が手掛けてきたおニャン子クラブの曲にも、いろいろなタイプがありましたよね? SAKUraちゃんでも歴史が好きだから全部を和風に仕立てる、というのではなく、いろいろな形で表現していくのがおもしろいですよね」

――山川さんは、シンガーとしてのSAKUraさんの魅力はどんなところにあると思われますか。

山川「何物にも染まっていないところでしょう。〈歴史好き〉という個性はあるけれど、基本、どんなものを持っていっても大丈夫、という印象があります」

――SAKUraさん自身はいま、歌うことが楽しいですか?

SAKUra「すごく楽しいです。山川さんの曲はどれも個性的で歌っていても楽しい。こんな経験は一生のうちにそうそうないでしょうし、もし1000個の人生があるとするなら、そのなかでもひとつぐらいしかできないような体験をしている、という気持ちです。いつか、ライヴもできればいいなと思っています」

左から、ユニコーンのベスト盤『I LOVE UNICORN ~FAN BEST~』、YOASOBIの2023年のEP『THE BOOK 3』(共にソニー)

SAKUraの過去のシングル。
左から、2021年の“漕ぎ出せ♪ショコラティエ~これって恋ですか?~”、2022年の“CHA KA PON”(共にHoneysuckle)