世界を舞台に活躍するなかでコロナ禍に見舞われ、活動休止期間やメンバーの脱退、サポート・ギタリストだったDaiki(元HER NAME IN BLOOD)の正式加入、再メジャー・デビュー……と、いろんな出来事を経た6年ぶりのアルバムは、表題に〈方舟〉を冠する通り、改めて未来へ進む心機一転のタイミングに相応しい充実の内容になった。重厚かつエッジーなバンド・サウンドはいよいよ強力で、ウォーガズムを招いた“God Speed”のほか、MAH(SiM)やUKのボビー・ウルフギャング(ストレンジ・ボーンズ)とのコラボも実現。疾走感に溢れた“Canopus”でのラストまで実にドラマティックな大作だ。