
“サマータイム!!”のヒットが〈タオルを回す〉ムーブメントのきっかけに
――『imagine』から2年後にサードアルバム『Natural』がリリースされましたが、この時期にはスランプを乗り越えていたのですか?
「『Natural』の制作を通して徐々に乗り越えていった感じですかね。このアルバムを作りながら、私が探しているのは自分自身の等身大の姿だっていうことにやっと気づいて。今までは誰かに認められたいとか、評価される人でありたいとか思っていたけど、もっと自分らしさみたいなものを見つめたいっていう気持ちに初めてなったんです」
――制作していくうちに、ナチュラルな自分になっていったんですか?
「まだまだナチュラルな状態では全然ないです。ナチュラルっていうものに憧れているっていう状態で作ったアルバムですね」
――そうなんですね。
「アルバムのリード曲である“Natural”で、〈あなたに愛されるかは分からないけど/It’s better to keep Natural(私はナチュラルでいたほうがいいと思う)〉と歌っていて。それまではみんなに評価してもらいたい、好かれたいっていう思いでやってきたけど、もしそうじゃなくても私は等身大の生き方を探したい、探してもいいんだっていうメッセージソングを自分に歌っているみたいな感じです」
――今ではMINMIさんの代名詞となっているソカを取り入れたのも、このアルバムのトピックですね。
「レゲエとソカってすごく親和性があるし、すごくみんなにパワーを与える音楽だし、ポップ性もある。みんなが聴いたら絶対にアガるなっていう自信があったので、素直にやってみました」
――その結果、ソカを取り入れた“サマータイム!!”も“シャナナ”もMINMIさんの代表曲となりましたね。
「“サマータイム!!”をトリニダード・トバゴでDJがかけた時に、〈ソカのキング〉でもあるマシェル・モンタノが気に入ってくれて、カーニバルに呼んでくれたんです。そこから“シャナナ”を一緒に作ろうっていう話になって。そこから日本のアーティストの音楽、たとえば湘南乃風の“睡蓮花”とか、ソカを取り入れた曲のプロデュースもさせてもらえるきっかけになりました。だから全部“サマータイム!!”から始まってるんですよね。
あと、音楽を聴きながらタオルを回すのってトリニダードの人達が起源なんですよ。今では日本でも定着しているし、音楽以外のスポーツのシーンでもタオルを振ったりとか、トリニダードの音楽の楽しみ方が日本の色んなところで楽しまれている。だから、タオルを回して音楽に乗るっていうムーブメントのきっかけを作らせていただけたのかなと思います」
――“FRIENDS”ではジャパニーズレゲエの錚々たる面子が参加していますが(RYO the SKYWALKER、PUSHIM、MOOMIN、JTB from MIGHTY JAM ROCK、湘南乃風、Home Grown)改めてこの曲を作ったきっかけを教えてください。
「J-POPっていうシーンの中でレゲエっていうアンダーグラウンドの音楽を日本中の人達に伝えたいっていう思いがすごくあって、“FRIENDS”に限らずですけど、それまでも色んな曲でレゲエのアーティストを紹介してきたんですね。特に“アイの実”を作ったあたりから、自分が何をしたいのかっていうことをより考えるようになって、レゲエの精神性とか人との繋がりとか、そういう心の部分をストレートに歌う曲、精神的に寄り添える音楽をレゲエのアーティストと一緒に表現したいなと思ったんです。それでジャパニーズレゲエシーンの代表ともいえる方々にお声がけして作った曲ですね」
――『Natural』はMINMIさんにとってどんな位置付けのアルバムですか?
「肩肘張らずにナチュラルに頑張ってみようと思いながらこのアルバムを作ったんですけど、作っていくうちにだんだんその言葉が身体に入っていくような感じで。自分を励ましてくれた大切な作品ですね」
――私も今回改めてこの3作を聴き直しましたが、時代関係なく聴けるアルバムだなと思いました。
「20年経ってもそう言っていただけることが本当にホープ(Hope)というか。大事に作ってきて良かったなって思います。もがきながら作った作品なだけに輝いてるものがあるし、10年後、20年後も色褪せない音楽であり続けてくれると嬉しいです」
――今回初めて聴く人もいるかと思いますが、そんな方達にはどのように聴いてほしいですか?
「音楽を通して自分の人生や思いを表現しているし、その時代でクオリティにこだわって作っているので、その辺りも楽しんでいただけたらなと。軽く聴いてもらってもいいですし、単純にアガるなと思って楽しんでいただいてもいいですし、歌詞をじっくり楽しんでもらってもいいです。色んな聴き方で好きなように楽しんでいただければと思います」
――7月からは6年ぶりのツアーが開催されますが※、意気込みをお願いします。
※編集部注:取材は6月末に実施
「この3枚のアルバムの中から十数年ぶりに歌う曲もありますし、久しぶりのツアーということで生バンドで贅沢にお届けしようと思ってます。もちろん最高のダンサーもいますし、みなさんに音楽を通してパワーをお届けしたいと今から意気込んでますので、ぜひ一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです」
RELEASE INFORMATION
リリース日:2024年7月3日(水)
品番:VIZL-2329
価格:5,940円(税込)
仕様:2CD+Blu-ray
■収録内容
『Miracle [2024 Remaster]』(UHQCD)+ボーナスCD+Blu-ray
『MUSIC CLIPS 2002-2007』
リリース日:2024年7月3日(水)
品番:VIZL-2330
価格:5,940円(税込)
仕様:2CD+Blu-ray
■収録内容
『imagine [2024 Remaster]』(UHQCD)+ボーナスCD+Blu-ray
『LIVE TOUR 2004“imagine”』(+ボーナス映像 from『HIGHEST MOUNTAIN 2004, 2006』)
リリース日:2024年7月3日(水)
品番:VIZL-2331
価格:5,940円(税込)
仕様:2CD+Blu-ray
■収録内容
『Natural [2024 Remaster]』(UHQCD)+ボーナスCD+Blu-ray
『Natural Show Case Tour 2006 In Zepp Tokyo』(+ボーナス映像 from『FREEDOM 08』)
各作品の詳細はこちら:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A017274.html
LIVE INFORMATION
MINMI Live Tour〈“The Songs of Freedom”~自由への旋律~ 序章 翼〉
2024年7月6日(土)熊本・ウイングまつばせ文化ホール ※終了
2024年7月7日(日)宮崎・都城市総合文化ホール ※終了
2024年7月21日(日)大阪・BIGCAT
2024年7月28日(日)東京・キネマ倶楽部
ツアー特設サイト:https://minmi.jp/2024-minmi-live-tour/
PROFILE: MINMI

シンガーソングライター。幼少からピアノを弾き始め、1996年頃から大阪のレゲエやヒップホップのクラブで歌い始める。2002年8月21日にリリースした1stシングル“The Perfect Vision”が売上50万枚を突破する快挙を成し遂げ、鮮烈なデビューを飾り、翌年(2003年)リリースの1stアルバム『Miracle』は60万枚のセールスを記録し、日本の音楽界にその名を轟かせた。ライブパフォーマンスの評価もクラブで歌い始めた当初から高く、2015年にはフェス最多出演女性アーティストになった。また、自身が主催する大型野外フェス〈FREEDOM〉は人気の野外フェスの一つとして成長した。デビュー22周年を迎え、ひとりの女性アーティストとしてのLIFE(人生)のEssence(本質)を凝縮し表現したアルバム『essence』を昨年(2023年)リリース、アーティストキャリア30周年に向けスタートした。
公式サイト:https://minmi.jp/
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