『In Waves』の海をサーフしよう! 参加アーティストの近作を紹介!
The xxとしての最新作にあたる3作目は発表当時、それまでよりウォームで開放的なムードがリスナーを驚かせた。『In Waves』ほどのパーティー・ヴァイブスはないものの、“On Hold”でのホール&オーツの引用など方法論的には地続きの感覚も。
ロミーのソロ作は、トランスやプログレッシヴ・ハウス、ユーロダンスからの影響が色濃いユーフォリックなサウンドで、思春期に訪れたクィア・クラブでの感動を表現。ジェイミーはハウシーな“Enjoy Your Life”にプログラミングで貢献している。
オリヴァー・シムの初作はジェイミーが全面プロデュース。他2人が示したダンスの志向性と異なり、メロウネスとメランコリアの狭間に位置するかのようなアンビエント・ポップを紡いでいる。『In Waves』を経て、改めてこのThe xx性は再評価されそう。

今回“Baddy On The Floor”を共作したハニー・ディジョン。昨今のハウスにおける顔役が、名門ミックス・シリーズ新作に登場です。トラックリストを見る限り、90年代のハウスを中心に構成していて、『In Waves』のサブテキストとしても聴けるかも。
“Dafodil”でケルシー・ルーらと共に歌い、気怠いムードを作り出しているジョン・グレイシャーは東ロンドン出身のラッパー。NYのコレクティヴ、サーフ・ギャングとコラボした本作は1分台の曲が中心。実験的にもポップにも響く様がいまっぽい。
同じく“Dafodil”参加のパンダ・ベアがソニック・ブームとコラボした『Reset』を、エイドリアン・シャーウッドがまるごとダブミックス。桃源郷サイケを現出させるオリジナル版も最高だが、“Dafodil”のレゲエ要素をふまえると並べるならこちらか。
2010年の“Dancing On My Own”で以降のエレクトロ・ポップのモードを決定づけたロビンの現時点での最新作。パートナーとの別れや友人の他界といった悲しみを起点にしつつ、〈Life〉の歓びを力強く歌う様は、『In Waves』の昂揚感とも繋がる。

多くのゲストを招いて制作した、スペイシーでドリーミーな3作目。ジェイミーxxも“Wherever You Go”に参加し、エキゾでトライバルなビートに彼の跡が見える。『In Waves』耳ではファンキー・ハウスの“Music Makes Me High”がオススメだ。





