それぞれの旅を終え、またも3人に――変わらぬ友情を祝福するダンス・ビートが〈GREEN STAGE〉に鳴り響く!!!
サード・アルバム『I See You』のツアーを終え、The xxが活動休止に入ったのは2018年夏のこと。以降は、ジェイミーxx、ロミー、オリヴァー・シムのメンバー3人全員がソロ・アルバムを完成させるなど、課外活動を続けていました。それでも本隊の不在をさほど感じることがなかったのは、お互いの作品に参加し合う彼らの良好な関係性が、リスナー目線にも伝わっていたからでしょう。そんなグループが今年ついに再始動! 4月に開催したウォームアップ的なメキシコ公演を皮切りに、直後には〈コーチェラ〉へと出演。現在は世界各国のフェスを巡っています。そして、今年の〈フジロック〉にも8年ぶりに帰還。しかも初のヘッドライナーとしての出演です!
それに先駆け、The xxのオリジナル・アルバム全作が日本語帯を付けた特別仕様のLPとしてリイシュー。さらに2010年のファースト・アルバム『xx』は、2009年のレアなEP『Teardrops』の5曲を追加したデラックス盤CDとしてリリースされます。〈ダブステップ以降〉のメランコリックで冷ややかな質感をインディー・ポップに落とし込んだ『xx』。削ぎ落された音作りは変わらずもエレクトロニクスの比重を強めた2012年のセカンド・アルバム『Coexist』。ジェイミーが2015年に発表したソロ作『In Colour』の延長線上で、ユーフォリックなサウンドにスケールアップを果たした2017年のサード・アルバム『I See You』。いずれも劣らぬ名作ですが、直近のライヴでは特にファースト・アルバムの楽曲を多く披露している模様。とはいえ他2作からも絶対に3~4曲ずつは演奏されており、やはり3作品とも聴き返しておきたいところです。
加えて3人それぞれがソロで発表した楽曲もセットリストに組み込まれており、別々に歩んできた道がふたたび交わるかのようなパフォーマンスは、〈コーチェラ〉などでも本当に感動的でした。また、ロミーの『Mid Air』(2023年)とジェイミーxxの『In Waves』(2024年)がダンス・ミュージックに舵を切った作品だったこともあり、それらを貫いていたフロア志向も現在のThe xxのライヴに継承されているように感じます。友情の尊さを再確認していくかのようなヴォーカルの掛け合いと、以前よりも力強さを増したビートが、金曜夜の〈GREEN STAGE〉を甘美な幸福感で満たしてくれるはず!


