約1年半のスパンでリリースされたニュー・アルバムは以前から頻繁に匂わせていた内容で、自身の著作となる同名SF小説と対を為すもの。リル・キキやDJドラマの起用、グッチ・メインの名曲サンプリングなど冒頭から怒涛の展開。生楽器を多用したカラフルなサウンドと軽妙なラップにスキットも要所で挿んだ、目まぐるしくもドラマティックな一大絵巻だ。