結成45周年を迎えたジャンプ・ブルースの熟練集団たちが〈持続可能な宴会〉なる新作を発表。鷹揚なスウィング・リズムに乗せて自身の体調をボーストする“俺の薬はデカい”をはじめ、人生訓&処世訓となり得る新曲も欠かさないし、EGO-WRAPPIN’と組んだ“Boogie-Oogie”やLeyonaを迎えた“L-O-V-E”などのカヴァー曲もめっぽう充実。しかし何よりもここまできて気炎万丈、不撓不屈な精神を高らかに掲げる姿勢にこそ感銘を受けずにいられない。こういう音楽がいつも身近にあってくれることは幸甚の至り。ハッピーなウィンター・ソング“正月はワンダフル・タイム”がなぜだか泣けてしょうがない。
ジャンプ・ブルース・バンド、吾妻光良 & The Swinging Boppersの5年ぶりの新作アルバムがリリース。The Swinging Boppersは今年でなんと結成45周年。10人を超える大所帯の編成のグループが半世紀近くも続いている事に驚く。その記念すべき年に発売された本作は、ゲストにEGO-WRAPPIN’、Leyonaらを迎え全12曲を収録。NHKラジオ深夜便で〈深夜便の歌〉に選ばれた“誰もいないのか”、ルイ・アームストロングで有名な“Jeepers Creepers”の日本語によるカヴァー等々……平均年齢67歳とのことだが若々しい音楽で感動する。