現在の国内のエレクトロニカ~アンビエントシーンに欠かせないアーティスト、ausによる前作から約1年ぶりにリリースされた最新作。元々映像作品のために作っていたというデモを再構築。フィラデルフィアのサイケバンド、EspersのシンガーのMeg Bairdをフィーチャーした“Dear Companion”など、繊細なエレクトロサウンドを披露しています。多様な構成をベースにピアノ、ヴァイオリン、ストリングスが織りなす奥行きのある響き。アコースティックと自然の音色のハーモニーはどこを切り取っても美しく、その音ひとつひとつに心を浄化される作品です。
昨年の『Everis』で活動再開した電子音楽家の新作。メグ・ベアードの語りかけるような歌声とノスタルジックな旋律に感情を揺さぶられる“Dear Companion”や、ループするリフにヴァイオリンやヴォイス・サンプルが交差する“Slim”など、ピアノとストリングスを中心に荘厳で気高い音世界が展開される。琴線に触れるメロディーと繊細で美しい音像が際立つ珠玉の一枚です。