鈴木博文の著書「はじめての作詞 ことばの種から歌を育てる」が2024年12月26日(木)に刊行される。
1976年に鈴木慶一とムーンライダース名義の『火の玉ボーイ』でメジャーデビューを果たし、常に新しい音楽性を追求してきたムーンライダーズ。その〈詞人〉として活躍してきた鈴木博文の50年にわたる作詞活動の集大成とも言える一冊が刊行される。
本書は、日本最長寿バンド・ムーンライダーズの〈詞人〉が50年以上の作詞活動を振り返り、読者の背中を後押しする半自伝的な〈作詞論〉になっているという。また鈴木博文の高校時代の同級生である、翻訳家の柴田元幸との対談も収録している。
以下、プレスリリースから引用する。
自分の気持ちは、どうすれば歌になる?
孤独にことばに向き合い、自分の大切な「詞」を作る。
そんな「詞」こそが、多くの人の心を動かす──
借り物ではなく「自分のことば」で作詞を続けてきたからこそ見えてきた作詞論。作詞で悩むすべてのひとの背中を後押しする一冊。
鈴木博文とムーンライダーズのファンも、作詞をしてみたい人も必読の本だ。
BOOK INFORMATION
発売日:2024年12月26日(木)
ISBN:978-4-8459-2416-5
判型:A5判・並製
頁数:180頁
価格:2,200円(税込)
目次
はじめに
第1部 詞はどこからやってくる?
01_ まずは詞を書いてみる
02_ あなたは何色
03_ 景色を描写する
04_ 春夏秋冬にことばを寄せて
05_ そして詞は何を書いてもいい
第2部 ことばを見つける
01_ 詩から得た感動
02_ 詞は個によって生まれる
03_ 誰でもないひとり
04_ ことばの庭
05_ ことばが見つからないときは
06_ 語りすぎない詞
07_ 借り物のことばは詞にならない
08_ 大きいことを歌う必要はない
09_ 誰に向かって詞を書くか
10_ 歌われた同じ温度のことばたち
第3部 ことばを育てる 詞を生み出す
01_ 渾身の1行
02_ ことばとことばを結ぶ「助詞」
03_ 人称とイメージ
04_ 形容詞の大切さ
05_ ことばと音符
06_ 詞と声質
07_ 何を書いたら良いのかわからなくなったら
08_ 思いつきから完成まで
09_ 2番が大切
10_ 詞は説明できなくていいのか?
11_ ありがちなつまずき
12_ 詞に完成はあるか
13_ 題名をつける
第4部 わたしの出会ってきた詞
01_ 空耳から「大寒町」へ
02_ 詩と詞の違いを考える
03_ 詞の利点
04_ 詞の力
05_ 日本語は美しい
06_ 出会いから詞は生まれる
鈴木博文 × 柴田元幸
対談:「ことば」と「音楽」をめぐって
あとがき