活休を経て約11年ぶりのアルバム。逆回転と朗読を掛け合わせた幻惑的な“monorail”、激しく唸るバイオリンなどプログレッシヴなサウンドが怪物じみた凄みを放つ“岸辺のダンス”、コロナ禍の悲喜交々が滲む“再開発がやってくる、いやいや”と、生涯バンドを続けることを決めた彼らゆえの鋭く深い言葉が、音が、とりとめのない感じで渦巻いていて楽しい。DAOKOやxiangyuのヴォーカル参加もいいアクセント。