Blu-ray「the pillows 25th Anniversary NEVER ENDING STORY “DON’T FORGET TODAY!” 2014.10.04 at TOKYO DOME CITY HALL」

the pillowsが解散を発表した。

これは本日2月1日の正午にバンドの公式サイト、ならびに公式SNSを通じて発表された。バンドからのコメントは以下のとおり。

いつもthe pillowsを応援して頂きありがとうございます。

突然ではございますが、the pillowsは1/31 KT Zepp Yokohama公演をもって3人での活動を終了し、解散する事といたしました。
35年以上の長い活動の中で応援して下さった皆様に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
皆さまのお陰で幸せな35年間でした。
解散という強い言葉を使う事は非常に迷いましたが、いつか再始動があるかと期待させるような言葉を使うのはためらわれ、このような表現とさせて頂きました。
皆様がthe pillowsの音楽を大切に聴いてくださったことが、35年以上続いた原動力でした。
重ねて感謝申し上げます。
今後は個々の活動の場でお会いできましたら幸いです。
これまで本当にありがとうございました。

the pillows
BAD MUSIC GROUP PUBLISHING

※今後、the pillows HPおよびSNSなどは「the pillows monument」とし、個々の活動情報などをお伝えする場として継続いたします。

the pillowsは山中さわお(ボーカル/ギター)、真鍋吉明(ギター)、佐藤シンイチロウ(ドラムス)からなる3ピースバンド。1989年に結成され、1991年のシングル“雨にうたえば”でメジャーデビューを果たす。1992年に上田ケンジ(ベース)が脱退、以降はサポートベースを迎える形で活動を続けていく。

2000年、ガイナックス製作のOVA作品「フリクリ」のエンディング主題歌として“Ride on shooting star”が起用されたほか、アニメの劇中でもthe pillowsの楽曲が多数使用された。これを機に国外でも広く認知されたバンドは、2005年にはアメリカツアーを行うなど海外での活動を本格化させ、さらに知名度を上げていく。

結成20周年を迎えた2009年には初の日本武道館公演を開催。2019年、30周年の節目には横浜アリーナでライブを行い、多くのBUSTERS(the pillowsファンの総称)と喜びを共有した。

the pillowsは、多くの後続バンドに大きな影響を与えたことでも知られている。バンドの結成15周年を記念したトリビュートアルバム『シンクロナイズド・ロッカーズ』には、Mr.Children、ELLEGARDEN、BUMP OF CHICKEN、ストレイテナー、 The ピーズ with クハラカズユキらが参加。2024年、結成25周年に発表した2枚目のトリビュート盤『ROCK AND SYMPATHY -tribute to the pillows-』では、UNISON SQUARE GARDEN、9mm Parabellum Bullet、Base Ball Bear、グッドモーニングアメリカといった次世代を担うバンドたちがthe pillowsの名曲をカバーした。

“ストレンジ カメレオン”“ハイブリッド レインボウ”“LITTLE BUSTERS”などの名曲の数々はロックリスナーだけでなく、上記のアーティストらのカバーを通じて多くの人々の背中を押すアンセムとなった。突然の解散に驚きは隠せないが、彼らが残した音楽は、これからも小さき者たちが前に進むための支えとなっていくだろう。