人生に行き詰まったミュージシャンの絶望と再生の物語――古舘佑太郎の初となる書籍「カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記」が、2025年3月12日(水)に刊行される。
ボーカルを務めるバンド、THE 2を解散し、自分自身も未来も見えなくなるなか、バンドの楽曲プロデュースも手掛けた先輩・山口一郎(サカナクション)に「カトマンズに行け!」と命じられ、2024年3月、半ば強制的に日本を追い出されるようにしてアジアへの放浪の旅に出た古舘佑太郎、当時32歳。約2か月間にわたる波乱万丈な旅の様子は自身のInstagramを通して現地から発信され、熱い注目を浴びた。
そんな古館が旅をしながら毎日欠かさずに書いていたという日記をもとに書籍化された「カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記」。潔癖症かつせっかちで、そもそも旅が嫌い、バックパッカーなんてあり得なかったという彼が経験した、人生初めての過呼吸、27時間の越境バス、ゴキブリまみれの夜行列車、売人とボートレース、山岳地帯でバイク事故、潔癖症のガンジス川沐浴など、トラブルだらけの一人旅の模様が320ページ、12万字以上にわたって綴られている。なお、本書の〈あとがき〉は山口一郎が担当した。
刊行にあたって、大根仁、又吉直樹、山口一郎が以下のコメントを寄せている。
令和の深夜特急か? 猿岩石か? いや、そんなにカッコ良いもんじゃない。ただ彼は見つけた。何を? 永遠を! そう、古舘佑太郎は21世紀のアルチュール・ランボーなのだ!!(褒め過ぎ)――大根仁(映像ディレクター)
生まれ直すような旅路。苦難を乗り越えていく姿が眩しくて、人間味あふれる思考の流れが最高でした――又吉直樹(芸人)
旅に揉まれながら綴る文章を読んで、やっぱり本当に才能のあるヤツだと思った。最高だ――サカナクション・山口一郎(ミュージシャン)
たった一人、アジアの異国を転がり回ったミュージシャン、古舘佑太郎。日記を綴るうちに見つかった、思いもよらない己の姿とは? 今明かされる壮絶な旅の全容に注目だ。
BOOK INFORMATION
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発売日:2025年3月12日(水)
ISBN:9784344044159
判型:四六判
ページ数:340ページ
価格:1,980円(税込)