真央を中心としたカリスマ・ギャル7人組〈マオセブン〉がランチで訪ねたもつ鍋屋で突如ゾンビ禍に巻き込まれた。危機打開のため真央は真っ先に動く。が、彼女は戻ってこなかった。リーダーを失ったギャルたちは外で全然似てないけどゾンビ化していない女性を確保。真央に似ていると思い込み〈マオニ〉と名付け、偶像崇拝の対象人とした。信仰、崇拝。前作「るなしい」でも描かれた作者に通底するテーマである。ここに希少な美男子が登場し物語は急展開を見せる。チェコの美大へ留学し5年で大学院まで出た才女であり、鬼才作家だけに同調圧力、宗教観の描写が深すぎる。日本人の本質をエグり、暴いている。果たして〈マオセブン〉は救われるのか?
意志強ナツ子「マオニ(1)」ゾンビ禍に巻き込まれたギャル達がまさかの行動に!? 同調圧力や宗教観の深い描写で日本人の本質を抉る
ジャンル
書籍