構想40年。ミュージシャン・画家・俳優、と多彩な活動を続ける泉谷しげるの作品。内容はサイバーパンク・近未来SFもので、地球滅亡が先か、人類滅亡が先か、AI対人間を激しく熱量たっぷりに爆走させる物語。全編〈鉛筆〉で描かれており、宮崎駿「風の谷のナウシカ」、天久聖一「ドムーン」を思い出した。10Bという最高に濃い鉛筆を使い濃淡を表現。とにかく絵が巧すぎる。10代で漫画家を目指し「COM」に投稿した「トツゼン児」や「わるい奴ら」といった漫画作品でも知られているが、齢77歳を迎えた今年になっても凄まじいエネルギー&才能の爆発に感動した。とにかく根っからの反逆児。時代にも、世間に対してもを痛感。
泉谷しげる「ローリングサンダー」構想40年、全編鉛筆で描く近未来SFサイバーパンク 凄まじいエネルギー&才能の爆発に感動
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書籍