春の日本武道館ワンマンでこれまでの道のりを総括し、また新たな一歩へと足を進めるGADORO。その公演を映像化したDVD「四畳半から武道館 at 日本武道館」と同時リリースとなる通算8枚目のアルバムは、まさにキャリアの次なるページをめくるべく臨んだであろうアルバムに。近作で見せてきた歌寄りのフロウをますます極め、メロディーに磨きをかけたスタイルがポップに花開く一方、FORKとポチョムキンに加え、芸人の街裏ぴんくも迎えた“自遊空間”ではユーモアを見せる余裕も。敬意を寄せる般若、ハシシとの再共演などでは改めて初心を確認しつつ、進化したGADOROを見せた一作だ。