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mayu

現状を踏まえた存在証明

――そのなかで今回のシングルが完成したわけですが、まず最初に公開されたのが4曲目の“SHOWTIME”でした。これはNaoki ItaiさんとMEGさんが共作したミクスチャー系の曲で、BD/DVDにも収録されている〈HOPE〉ツアーのファイナルで初披露されましたね。

maho「はい。もともと“SHOWTIME”は、去年『Sweet & Sour』を作ってる時にデモで聴いていて」

mayu「歌詞ももうついていたよね」

maho「そう。それを急遽〈HOPE〉ツアーのファイナルで披露することになって。歌詞もサウンドもかなり強めなんで、背中を叩かれていた感じはありますけど、〈そのくらいやらないと〉っていう、その時の気持ちの温度感的に凄くマッチしてて。だから、そういう曲ですね」

――岡嶋かな多さんの歌詞も逆境モードっぽいんですけど、4人になったからこの内容になったというわけではなく?

mayu「じゃないんですよ(笑)」

maho「はい。不思議ですね」

mayu「ね、不思議(笑)。でも、歌詞が凄く強いから、挑戦者の気持ちで表現できたのが良かった。〈HOPE〉ツアーの始まる前にレコーディングして、4人で改めて始めるって時に、前のめりな気持ちに寄り添ってくれたので嬉しかったです」

maho「『Sweet & Sour』以降、制作活動が全然なくて、“SHOWTIME”が半年ぶりぐらいのレコーディングだったんですよ。そういう機会があると、〈こういうふうになりたい〉みたいな気持ちが必然的に出てくるから、mayuちゃんが復帰したところでレコーディングがあったのも良かったですね」

――この“SHOWTIME”の雰囲気がシングル全体に共通している印象もあります。表題曲の“iD”は80KIDZが手掛けたビッグ・ビート風のダンス・トラックで、〈Futura Free〉ツアーの追加公演でも共演された堀正輝さんがドラムを叩いていますね。

mayu「“iD”っていうタイトルは曲が出来る前から決まっていて。で、いまの自分たちの状況とかを踏まえたうえで、こういう存在証明だったりとか、〈それでもまだまだやっていこう〉みたいな気持ちを書けたらいいよねっていう、意気込みですね(笑)」

――作詞は岡嶋さんとExWHYZが共作した形になっていますね。

mayu「歌詞が何段階かで変わっていって、それを都度、送ってもらいながら、埋まってないところにハメていくみたいな感じで書きました。私は〈We still alive 何を見せる? はじめよう New game〉のところを書いています」

――そういうパズルみたいな作り方だったんですね。

mayu「はい。だから、それぞれ一発で書いた歌詞を合わせたっていうよりは、全体を見たうえで歌詞が出てきたって感じですね」

maho「私は〈愛の記憶が残す〉とか、ちょこちょこ入れていただいてる感じです。この体制になって数か月しか経ってない2月頃に制作していて、まだ4人でたくさんライヴしてるわけではなかったから、ただ強さを見せることだけに引っ張られたくないみたいな感覚はあって。ニュアンスの話なんですけど、そこは嘘をつきたくないなって思いながら歌詞を書きましたね」

――その時点での気持ちを書きたかったっていう。

maho「はい。その時は〈そう思える日が来ることを信じてやる〉っていう、その温度感を書きたかったっすね」

――曲調的には“SHOWTIME”同様に強気で迫るタイプの曲ですが、歌ってみててどうですか。

mayu「ツアーでやってきたんですけど、すべてを出さないと勝てない曲ですね、現状(笑)。けっこう全力だよね?」

maho「全力です。ツアーでは本編のラストに披露していて、最後にこの殴り合いみたいな感じが来るんで(笑)」

mayu「マジで全力でやんないと、自分はまだ全然この楽曲に勝てないって思っちゃって。でも、生活しててもずっとイケイケな気持ちでいるのが難しい瞬間もあるんだけど、“iD”を聴くとその時の自分の気持ちとか温度を思い出せて、〈やってやるか!〉って思わせてくれる曲になったので嬉しい(笑)。ExWHYZの曲で自分自身をそう思わせてくれるのって“iD”が初めてだなって思って。この曲を作ってもらって、みんなで形にできて、凄いありがてえなって思います」

maho「ライヴでの可能性をめっちゃ秘めてる曲。自分たちのやりよう次第で、ライヴの熱を上げたりとか、温度を変えられる曲になりそうだなって思います。〈ガラクタ〉ツアーでは新曲として披露したけど、この先のツアーとかでやる時に、また違う存在感になったらいいな、またみんなで作り上げていくのが楽しい曲になりそうだなって」