2025年7月期に地上波で放送されたドラマ「40までにしたい10のこと」「恋愛ルビの正しいふりかた」「雨上がりの僕らについて」をはじめ、「被写界深度」や「Love Sea ~愛の居場所~」など、今夏を大いに盛り上げた話題作に続いて、この秋も注目のBL作品が多数登場します。そこで今回は、〈前編/後編〉に分けて、10月期に放送されるドラマを、原作や出演者などとともに紹介していきます。
ここでは〈前編〉として、小説が原作の2タイトルとオリジナル作品の2タイトルをピックアップ。まず、累計500万部を突破した、ごとうしのぶによる人気BL小説が原作となる「タクミくんシリーズ -Drama-」が、9月21日(日)からBSフジにてスタートします。

これまでコミカライズや舞台、実写映画などが制作され、大きな人気を博してきた「タクミくんシリーズ」の初のドラマ版となる「タクミくんシリーズ -Drama-」。今作は、人里離れた山の中腹に建つ全寮制男子校を舞台に、心を閉ざした不器用な葉山託生(通称:タクミ)と、アメリカ育ちで超がつくほどの御曹司の崎義一(通称:ギイ)という正反対のふたりを中心に、生徒たちの瑞々しく切ない恋模様が繊細に描かれます。
M!LKのメンバーである塩﨑太智が過去のトラウマから人に触れることも触れられることもできない〈人間接触嫌悪症〉を抱えるタクミ役を、「刀剣乱舞」「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」など数多くの舞台に出演し、バラエティー番組「ぽかぽか」では水曜レギュラーを担当している加藤大悟が、実は人知れずタクミと恋人関係にあるギイ役を務めます。


主題歌は、ONE LOVE ONE HEARTの“春雷フライト”に決定。劇中には、同グループのメンバー、相原一心も出演します。
続いては、藤本洸大と簡秀吉がダブル主演を務めるABCテレビ「修学旅行で仲良くないグループに入りました」。10月18日(土)から始まる今作は、10代を中心に人気を集める隠木鶉の同名青春BL小説をドラマ化するもの。スクールカースト最高位の男子と平凡な男子高校生の、修学旅行から始まる学園格差ラブストーリーです。

2024年放送のドラマ「スメルズ ライク グリーン スピリット」で、自身の中に秘められた想いに気付いていく学生役を好演した藤本洸大が、今作では平凡で温厚な性格の高校2年生・日置朝陽役を演じます。また、もう一人の主演は、西山潤とのダブル主演作「好きやねんけどどうやろか」で小料理屋の店主を演じた簡秀吉。彼が、〈四天王〉と呼ばれるイケメン集団の一人で、修学旅行で同じ班になった日置の世話を焼き、ことあるごとに日置を助ける嫉妬深い爽やか男子、渡会紬嵩役を演じます。



さらに、原因は自分にある。の桜木雅哉や、DXTEENの福田歩汰、俳優の清水海李が〈四天王〉のメンバー役として出演。それぞれのキャラクターにも注目です。なお、主題歌は福田が所属するDXTEENが担当。彼らの通算6枚目のシングル“両片想い”が起用されます。