70年のデビューから55周年のタイミングで、76年のサード・アルバムがデラックス仕様のリマスター盤として新装リイシュー。“スローバラード”の収録作でもあり、制作時の逸話やクレジットされていない参加ミュージシャンに関する話題、リリース前後のエピソードなどはよく知られているとして、いつ聴いても孤独感や閉塞感や悪い予感で胸が覆われるような不思議な心地は変わらず。万人で名盤扱いして騒ぐよりは一人一人がひっそり浸るタイプの逸品だ。もちろん、シングル音源や未発表ヴァージョン、出演した「ヤング・インパルス」でのスタジオ・ライヴ音源といった追加コンテンツは貴重で凄くて最高!