ダークでミステリアスなエレクトロ・ポップを鳴らすデンマークの女子3人組。仄かなアンビエンスやインダストリアル・ノイズも湛えて走る重低音のビートと、とことん無表情な歌声に身を浸していると、もれなくメランコリックな夜の帳が降りてくる。


デンマークの女の子3人組が放ったこの2作目は、重低音のビートがメロディーの美しさを際立てる神秘的な電子ロック作品に。ウォーペイントにも例えられた実験性溢れるサウンドは、インダストリアル・ノイズによっていっそう甘美でダークでサイケデリックな雰囲気を纏い、ブロードキャスト好きまで取り込めそうだ。北欧の夜を思わせるひんやりとした質感のヴォーカルも、どこか謎めいていてグッド!