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最愛のアーティストの1人、ワクサハッチーに歌ってもらえて光栄

――ジョシュア・ツリーのセッションではツアーバンドのメンバーでもあるアンドルー・スローンがベースを弾いていますが、その後ジョン・コングルトンをプロデューサーに迎えて録音されたリードシングルの“Stay In Your Lane”と“Site Unseen”では、ザック・ドーズがベースを弾いています。これはどういう経緯によるものだったのでしょう?

「アンドルーのニックネームはボーンズ(Bones)。アンドルー、つまりボーンズはメルボルンに住んでいて、マルタと同時期にジョシュア・ツリーのレコーディングのために飛行機で来てくれた。2週間……いや、2~3週間だったかな? その期間中にアルバムが完成するはずだったんだけど、結局歌詞がまだ終わっていないものもあって、未完成のままの曲も残っていて。予定通りにアルバムは完成しなかったんだよね。

彼はオーストラリアに戻ったけど、私はそのまま曲作りを続けて。数か月かけて歌詞を完成させて、壁にぶち当たったときはそこから新しい曲が突然生まれたり。そんな感じで“Stay In Your Lane”と“Sugar Plum”が生まれたんだ。“Mostly Patient”はほぼ放棄していた曲で、ジョシュア・ツリーではレコーディングに挑むまでもなかった。でも、LAに戻ったら曲が完成したから、〈やってみてもいい?〉ってことになったんだよね。タイミングの問題だったんだ。

で、LAに戻っていたとき、ボーンズはすでにオーストラリアに帰っていたから、友人のザックに入ってもらって。彼も素晴らしいミュージシャン。彼はレコーディングの後半から参加したんだ。パズルの破片のように(いろんな人が)関わってくれたんだよ」

――“Site Unseen”はワクサハッチーことケイティ・クラッチフィールドがコーラスを入れたアルバムバージョンの前にも何種類か別バージョンが存在したそうですが、“Stay In Your Lane”と“Site Unseen”の2曲は、特に難産だったのでしょうか? ワクサハッチーにどうしてこの曲で歌ってもらおうと思ったのか、実際に歌ってもらってどうだったかも教えてください。

「“Stay In Your Lane”はアルバム制作の終盤に出来た曲。曲を書いて少し調整してからスタジオ入りしたんだけど、半日かけて数回レコーディングしたくらい。すぐに〈これはいただき!〉という感触があった。出来栄えにメチャクチャ満足していたし、最高だと思ってた。サウンドも気に入ってたし。

“Site Unseen”は、ジョシュア・ツリーのスタジオ入りする数日前に書いた曲。初めてレコーディングした日、この曲はまだ仕上がっていないことに気づいた。歌詞が未完成に聴こえたし、曲も長すぎて中途半端にしか出来ていない感じが出ていて。ということで、LAで再度レコーディングに挑戦しようと思ったんだけど、歌詞がまだ完成していなかったから、代わりに曲のフィーリングを少し変えてみたんだ。あの曲が完成するまでの道のりは長かった。そしてテンポや曲調を変えてみたんだけど、結局最初の案に戻ったんだよね。

アコースティックギターで曲作りをしていたから、頭の中で描いていたハーモニーがあって、それにケイティの声を合わせたら素晴らしいだろうなという気がして。彼女の声は本当に素敵。本当にラッキーだった。〈歌ってくれない?〉ってメッセージを送って、彼女のおかげで曲は素晴らしいサウンドになった。彼女は最も好きなソングライターやアーティストの1人。この曲で歌ってくれたのを光栄に思ってる」