アリシア・ムーアとダラス・グリーンによるデュオの初作。前者はピンクの本名で、後者はアレクシスオンファイアの元フロントマンだ。意気投合した2人が奏でるのはアコースティック・ポップ。ジャケからも感じられる通り、静謐とも言えるほどに落ち着いていて美しい。両者の歌は魂に語り掛けるようで、声の合わさりも素晴らしく、ピンクの新たな魅力に驚く人は多いだろう。シャーデーのカヴァーも秀逸。滋味深い。