パワー・ポップ/ロッカ・バラード中心だった前作を経て、アーバンな彼女が帰ってきた! アギレラ+リル・キム+ピンクらの“Lady Marmalade”を思い出させるガール・パワー大爆発曲“Bang Bang”(客演はアリアナ・グランデ&ニッキー・ミナージュ!)の全米No.1ヒットが象徴するように、この3作目はUS市場を意識した模様です。2チェインズと絡んだエロEDMでブリトニーのお株を奪い、コリー・ルーニーやエル・ヴァーナーの手を借りて90sヒップホップ・ソウルにアプローチし、デ・ラ・ソウルを迎えてメロウ・グルーヴに乗り……と非常に欲張りな一枚。散漫な印象を受けないのは、どの曲もダイナミック歌唱でグイグイ主役がリードしてくれるからでしょう。こっちの路線のほうが絶対イイって!