〈アーニー・アイズレーの娘〉と言われながら親の威光をかざすことなく我が道を歩んできたアレックスがメジャーから発表した初ソロ・アルバム。先行シングルの“Ms. Goody Two Shoes”や“Hands”を手掛けたキャンパーをはじめ、Dマイルやギッティ、ケイトラナダらの力を借りてヒーリング要素のあるバラードなどを柔和なハスキー・ヴォイスで歌う気高く静かな説得力には、積み上げてきたキャリアの重みを感じる。ジェイムス・フォントルロイや現レーベル・メイトのシドと幻想的なスロウで声を重ね合う姿も美しい。エロティックなテーマも交えながら、浮つかず自身の歌世界を貫いた快作だ。