後世に息づくフリートウッド・マックの影響、近年のリリースたち……
もともとハリウッド的な退廃美をサッドコアとして響かせてきた彼女だが、その哀愁を帯びた西海岸のドリーム・ポップ世界にはマックの影響があったようだ。今作ではついにスティーヴィー・ニックスを迎えて“Beautiful People Beautiful Problems”をデュエット。
この最新作ではまた違う方向へ進んでいるものの、3姉妹によるハーモニー・ワークや小気味良いビート感とギター・ポップのサウンドは登場時からマックの影響下で語られる代表格だ。3声のコーラスではボーイジーニアスなども強いマック感を窺わせるものだった。
マックに着想を得て書かれた小説をドラマ化した「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」の劇中バンドによる作品(という体裁のサントラ)。それらしい曲に挑むライリー・キーオ(エルヴィスの孫)がスティーヴィーばりの熱唱を聴かせる!
ジャケのテイストからも一目瞭然、かつて“Dreams”のカヴァーを発表していたこともあるNYの兄弟姉妹グループ。もともとヴィクトリーも所属していてR&Bテイストもあったが、この新作では完全にソフト・ロック志向に寄り切って美麗なハーモニーを披露する。
恋仲だったリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスがマック加入前に残していた唯一のアルバム。後にマックで活かされる楽曲も含め、粗削りながらも魅力に溢れた両名の奮闘が楽しめる。先日になって初の公式リイシューが実現したばかりの隠れ名盤だ。
こちらはシンガー・ソングライターの両名が『Buckingham Nicks』を全曲カヴァーするという偏愛を見せたコラボ作品。制作はマイク・ヴァイオラが担当している。マックの影響力も普遍的なものとなっている昨今だけに、これぐらいの突き抜けた試みはとても興味深い。





