インタビュー

NHK子ども番組80'sメモリー「1980~1984」「1985~1989」 往年のキャラクターたちがテーマ曲と共に蘇る

又吉直樹(ピース)×徳井健太(平成ノブシコブシ) スペシャル対談の収録現場を取材

NHK子ども番組80'sメモリー「1980~1984」「1985~1989」 往年のキャラクターたちがテーマ曲と共に蘇る

 『できるかな』『たんけんぼくのまち』『ふえはうたう』など、1980年代にNHKで放送された懐かしの人気こども番組。キャッチーなテーマ曲を口ずさんだり、個性豊かなキャラクターの真似をしたりして遊んだ方もきっと多いことだろう。そんな思い出の数々が、DVD『NHKこども番組80’sメモリー』として現代に蘇る! 『1980-1984』と『1985-1989』に分けた2タイトルで、計15番組の放送1回分(15分)をまるごと収録。しかも、封入特典の小冊子として、放送当時にこれらの番組をよく観ていた人気お笑い芸人、ピース又吉直樹と、平成ノブシコブシ徳井健太のスペシャル対談が付いているのも大きな魅力だ。今回はその収録現場を取材。対談終了後の2人に、少年時代のテレビとの思い出や、今後のNHKこども番組に寄せる期待をたっぷり語ってもらった。

NHKこども番組 80'sメモリー 1980~1984 NHKエンタープライズ(2014)

NHKこども番組 80'sメモリー 1985~1989 NHKエンタープライズ(2014)

――少年時代から今日まで、NHKのこども番組とどのように関わってきましたか?

 「僕はNHKのこども番組が好き過ぎて、小学生時代に一度ずる休みをして、朝からずっと観続けたことがあるんです。午前中はどれも面白くて大満足なんですが、お昼近くになると中学や高校向けの難しい番組がどんどん増えていく。その頃にはすっかり退屈になって、やっぱり学校に行っとけばよかったと後悔していましたね(笑)」(又吉)

 「僕は2児の父なこともあって、今でも彼らと一緒にNHKのこども番組をよく観てますよ。上が8歳で下が3歳なんですが、年齢差を越えて2人とも楽しめるという意味で、とてもよくできていると思うのが『シャキーン!』ですね。クイズ、アニメ、エクササイズ、即興ゲームなど、こどもの五感を様々な形で刺激して、決して飽きさせないのが凄い」(徳井)

※参考:NHK「シャキーン!」オフィシャルページ

――収録されている15番組を改めて観直した感想は?

 「こどもの頃は、番組に込められた教育的な意味とかまったく理解できなかったけれど、純粋に面白く観ていました。で、今観直してみたら、これがもっと面白い。こどもって、大人が思っているほどこどもじゃなくて、感情の動きや芯の部分は大人とあまり変わらないんじゃないですかね」(又吉)

――80年代のこれらの番組は、登場するキャラクターも実に個性的でした。

 「『たんけんぼくのまち』のチョーさん、『ぴょん太のあんぜん日記』のぴょん太、『いってみようやってみよう』のポッケなど、一度観たら絶対に忘れないくらいキャラが立っていましたね。中でも、『できるかな』のゴン太。あれは、ゆるキャラのはしりだと思います(笑)」(徳井)

――印象に残っているテーマ曲があれば教えてください。

 「僕は『あんぜんパトロール』ですね。メロディがベタじゃなくて常に新鮮だし、歌詞も上手く韻を踏んでいるので、聴いていてとても気持ちがいい。韻の踏み方は、谷川俊太郎さんやねじめ正一さんに近いような気もします」(又吉)

 「僕の場合は『ふえはうたう』。小学生の頃からリコーダーを吹くのが大の苦手で、音楽の時間や学芸会などではいつも吹く真似をしていました。あの美しく可愛らしいテーマ曲が流れてくると、今でも当時を思い出して悲しくなってしまうんです(笑)」(徳井)

――今後のNHKのこども番組作りに期待することは?

 「こどもの生活や人間関係って、実はシリアスなことが多い。それを言葉のリズムで緩めながら、笑いに変えられるようなコント番組が生まれたらいいなと思います」(又吉)

 「『みいつけた!』のオフロスキー役の小林顕作さんの演技を観ているとよく思うんですが、上手にボケているのに、スタジオが無反応でしんどいんじゃないかなぁと思って。だから、笑い声をすべてカットせずに、程よく入れてあげてください(笑)」(徳井)

――最後に今回のDVDにキャッチを付けるとしたらずばり?

 「“青春狂”時代」(徳井)

 「あの頃の実家の“居間”から“今”へ」(又吉)

【参考動画】DVD「みいつけた! からだ てんけん! オフロスキー」ダイジェスト映像
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