00年代後半以降のメインストリームで絶大な影響力を誇ったソングライター/シンガーが、自身の初アルバムの続編を19年ぶりに完成させた。幕開けの“1 Of 1”から彼のシグネチャー・サウンドである煌びやかなシンセ、シンプルだがキャッチーなリフ、そして繊細なオートチューン歌唱が耳に飛び込み、あの頃のドリーム・ワールドが一気に蘇る。盟友アッシャーを迎えた“Tampa”、T.I.がダンディに迫る“Be My Lady”、ケリー・ローランドが歌う和やかな“Papi Te Ama”などなど、全編にわたってスウィート&ムーディーな統一感のあるR&B作品に。改めて〈レディオ・キラー〉の手腕に感服する快作だ。