カナダ発のエレクトロ・ファンク・デュオによる4年ぶりの新作(通算5作目)。前作に続いてバック・ヴォーカルにタワサ・エイジーを招き、80年代を意識したダンサブルなディスコ~ブギーを連発するが、今回はジェシー・ジョンソンがギターを弾いたDRAM客演の“Must've Been”を筆頭にゲスト多数で、生演奏も増やして憧れのサウンドに近づいている。ピノ・パラディーノがベースを弾いてフレンチ・モンタナとステフロン・ドンがラップするロドニー・ジャーキンス共同制作の“Don't Sleep”、ドリーム客演の“Bedroom Calling Pt.2”、そしてラファエル・サディークが演奏などに参加してアンバー・マークが歌う“Just Friends”など、DJクイックも担ぎ出しながらストレートにファンクを究めた快作だ。