2012年のアルバム・デビュー以来、嬢メタル人気を牽引してきたCyntia。技巧派として往年のメタラーからも一目置かれつつ、昨年のシングル“勝利の花束を-gonna gonna be hot!-”ではアヴリル・ラヴィーンばりに弾けてみせる姿も痛快でした。そんなメタルに縛られない志向をさらに推進した今回の4作目『WOMAN』では新たなバンド像を確立。
〈乙女よ/暁に燃え上がれ~〉なロボ声と共に幕を開け、序盤はエレクトロニコア系の曲で攻めてきます。以降もヴァン・ヘイレンっぽく跳躍する“lucky☆star”があったり、ドラマティックな直球のバラードを挿んだり……と、終始キャッチーで聴きやすさも抜群。ガールからウーマンへと成長し、何だか余裕が出てきたようです!