豪華ゲストの参加と高い演奏クオリティーで話題の、サックス奏者ベン・ウェンデルによる12か月連続のデュオ企画〈The Saesons〉。その第3弾として、気鋭のベース奏者マット・ブリューワーを迎えてのセッション映像が公開された。

ブリューワーは、グレッグ・オズビーゴンサロ・ルバルカバヴィジェイ・アイヤーといった硬派で先鋭的なアーティストのグループで活躍してきた若手実力者。今回の動画でも、高音域でのオスティナートや弾力のあるフレージングを交えた知的なプレイを聴かせてくれる。また、ウェンデルはファゴットを用いており、メロディーを吹くというより、どちらが主でも従でもないベースと寄り添うような演奏を展開。それぞれの楽器の穏やかな音色が存分に活かされた、滋味溢れるサウンドを楽しめる。