はじめまして。今回からコラムを担当させて頂くことになりました、starRo(スターロー)と申します! よろしくお願いします。

アメリカのロサンゼルスを拠点に活動してるんですが、ファン基盤はアメリカが中心のため、ソーシャル・メディアはどうしても原則英語になっちゃうので、ちょうど日本語でぼそっと思ったこととかを書ける場所を模索していたんです。そこに今回Mikikiさんから今回のコラムのお話をいただいて、タイミング的にどんぴしゃでした!

とはいえ! 自分のライヴ以外は家にこもって曲を作ってることが多い俺でいいのかな……という不安はかなりありつつ、自分なりに LAまたはUSの音楽事情のこんなことやあんなことも赤裸々にアレしていきたいと思います。

で、早速なんですが、まずは第1回なので、ベタではありますがやっぱり自己紹介から……。

改めまして、starRoこと溝口真矢と申します。もともと神奈川県のほうに住んでおり、顔もいわゆる和顔のジャパニーズ好青年ですが、8年ほど前に思い立ってLAに移住してきました。といっても8年前は本格的に音楽をやってたわけじゃないので、LAに来たのははっきりと音楽のためというわけではありませんでした。どっちかというと、人生全体的な行き詰まり感のようなものがあって、それを打開する意味でLAに来たという感じです。

で、最初の数年はもういろいろと苦労もあったんですが、そこは今回はとりあえず端折りまして……まあ早い話、無事人生が打開できまして(笑)、自然になんとなく音楽制作をふたたびするようになりました。これがたぶん2010年ぐらいのことなんですけど、その頃いろいろな条件が偶然に重なってstarRo名義での活動が思いがけず始まり、ここまで突っ走ることになります。
その条件ですけど、3つぐらいありまして、
1. LAのビート・シーン、特に〈Low End Theory〉というパーティーの存在
2. SoundCloudの台頭
3. R&B/ソウル系の音の復活
です。

それぞれについてはまた、次回以降もっと詳しく触れようと思ってます。

まあとにかくですね、こういった条件が重なり、SoundCloudに自分の曲をアップしたら、Soulectionという今となっては破竹の勢いに乗るレーベル/クルーに見つけてもらって、誘っていただき、今に至ってます。どんな音を作ってるのかご興味のある方はこちらでぜひチェックしてみてください。

【参考音源】starRoが手掛けたリミックス曲

 

SoundCloudにはリミックスをアップしていることが多いですが、オリジナルをあまり作ってないわけではなくて、発表してないものが多いだけです。これもいつかまた触れると思いますけど、リミックスは賞味期限が短く、旬のものをささっと出すという感じなので、SoundCloudにカジュアルに載せる感じがハマってますが、オリジナルはできるだけ末永く聴いてもらえるような、タイムレスなものをつくりたいので、どうしても気軽にSoundCloudにアップするのを躊躇してしまうし、そもそも〈これを世に出すぞ!〉ってなるまでに結構時間かかるんで。

【参考音源】starRoの2015年のEP『Emotion』

 

まあ、とにかくですね、今はstarRo名義で自分の作品をリリースするということ以外に、他のアーティストさん(特に歌手/ラッパー)への楽曲提供とか、オフィシャル・リミックスの提供をやったり、全米各地でライヴを展開したりして、おかげさまで結構忙しくさせていただいてます。こちらの活動レポートも随時させていただきます。

取り急ぎまずは自己紹介ということで、今回は締めさせていただきます。また次回よろしくお願いします!

 

PROFILE:starRo


 

 

LAを拠点に活動するプロデューサー。いま注目を集めるかの地のレーベル/コレクティヴ・Soulectionに所属し、オリジナル曲の制作に加えてフランク・オーシャンアウトキャストリアーナアッシャーなどのリミックスを自身のSoundCloudで多数公開するほか、滴草由実ら他アーティストへの楽曲提供なども行う。2015年2月に初EP『Emotion』をリリース。同作を引っ提げた日本を含めたアジア・ツアーも敢行し、盛況のもと終えたばかり。最新情報はこちらでチェックを!