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来日直前の鬼才ギタリスト、ネルス・クラインに注目! 動画/音源まとめ&吉田ヨウヘイgroupからの推薦コメントも

来日直前の鬼才ギタリスト、ネルス・クラインに注目! 動画/音源まとめ&吉田ヨウヘイgroupからの推薦コメントも

ウィルコのギタリストとして一躍名を轟かせたネルス・クラインの来日公演が目前に迫っている。6月2日(火)と3日(水)、会場はブルーノート東京(公演の詳細はこちら)。これまでにウィルコはもちろん、昨年にはチボ・マットプラスティック・オノ・バンドの一員としても日本の地を踏んでいるネルスだが、自身のバンドであるネルス・クライン・シンガーズを率いての来日はなんと今回が初めて。スコット・アメンドラ(ドラムス)、トレヴァ―・ダン(ベース)、シロ・バティスタ(パーカッション)という強者ぞろいの編成も凄まじい。まずは最近のライヴの迫力をこちら↓の映像で確かめてみよう。


ジャズにロック、カントリーからアヴァンギャルドまで股にかけて強烈な存在感を示す鬼才に、いまこそもっと注目してほしい!ということで、ネルスの大ファンを公言している吉田ヨウヘイgroupから、リーダーの吉田ヨウヘイとギターの西田修大から推薦コメントが到着したので紹介しよう。6月3日(水)に新作『paradise lost, it begins』のリリースを控えている彼らは、(下記で本人も話しているし、ライヴだともっと顕著だが)特に西田のギター・ソロからはネルスの影響がたっぷり感じられるはずだ。ちなみに、昨年話題となった新世代ジャズ本「Jazz The New Chapter 2」にも、吉田ヨウヘイがネルスに迫ったインタヴュー&吉田と西田がネルスの魅力を語った対談記事が掲載されている。


◎吉田ヨウヘイ

ネルス・クラインは勿論ウィルコでも最高なんですが、僕が最も魅力を感じる怒濤のような演奏を聴くにはネルス・クライン・シンガーズが一番です! 演奏のテクニックを音楽の魅力につなげるということにおいて、これほど優れている人はロック史でもほかにいないと思います。ライヴを観るのがほんと楽しみです!

◎西田修大

ネルス・クライン、憧れすぎてギターも同じジャズマスターにしているし、弦を止めるブリッジも同じメーカーのパーツに交換しました。ピックも調べまくって同じものを使っています。彼に憧れてからずっとライヴ動画を観ては感動する日々が続いていましたが、遂に生で観られる時がやってきました。めちゃくちゃ楽しみだ!

 
今日までに150作以上のレコーディングに参加するなど、ネルスの膨大で多岐に渡るキャリアにおいて、近年の印象深い演奏のひとつとして、ウィルコの2007年作『Sky Blue Sky』に収録された“Impossible Germany”のギター・ソロは特筆すべきだろう。「簡単にマネできそうなのにコピーが難しい」と吉田・西田の両氏も語っていたが、気がつけばとんでもない展開を見せるその鮮烈さたるや! トリプル・ギターが絡まるなかで、ガリガリっと掻き鳴らしノイズを放射するスリリングなクライマックスも真骨頂。↓での2分30秒あたりからの独壇場に注目。

 

2001年から活動を続けるネルス・クライン・シンガーズとしては、これまで5枚のアルバムを発表。昨年リリースされた『Macroscope』は、自由を謳歌するネルスのキャリアを象徴するように、即興やドローン、インド~ブラジル音楽まで射程に収めつつ、メロディーも一層際立った素晴らしい内容だった。同作収録の“Macroscopic”は、MVもご覧のとおり草間彌生に捧げられている。近年の注目トピックとしては、ジャズ・ギタリストのジュリアン・レイジとの共演も挙げておきたい。56年生まれのネルスと88年生まれのレイジが交わす、緊張感と理解を伴ったギターの会話に息を呑むばかり。こちらも昨年に共作アルバム『Room』を発表している。


直接的な影響も感じさせるマーク・リボーをはじめ、故チャーリー・ヘイデンメデスキ・マーティン&ウッドサーストン・ムーアマイク・ワットなど、広範な共演歴もネルスの特徴といえるだろう。ここでは最後に、共演映像/音源をいくつか並べてみた。誰とどこで何をやっても、やっぱり存在感がハンパない! そんな彼が一心不乱にギターを弾き倒すであろう今回の公演、ぜひ足を運んでみては。

 【参考動画】チボ・マット“Birthday Cake”のパフォーマンスの模様。
6月4日(木)の公演には、小山田圭吾とネルスも参加する(詳細はこちら
【参考音源】メデスキ・マーティン&ウッド+ネルス・クライン、
2014年のアルバム『Woodstock Sessions, Vol. 2』収録曲“Bonjour Beze”
【参考音源】ネルス・クライン&サーストン・ムーア、
1997年のアルバム『Pillow Wand』収録曲“Burnt Klubgirl Lid Tone”
【参考音源】ティナリウェン、2011年のアルバム『Tassili』収録曲“Imidiwan Ma Tenam”
【参考音源】マイク・ワット“Dirty Blue Gene”、キャプテン・ビーフハートのカヴァー

 

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