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岡田拓郎の新作『Betsu No Jikan』が8月にリリース 細野晴臣、ジム・オルーク、ネルス・クライン、サム・ゲンデルらが参加

岡田拓郎の新作『Betsu No Jikan』が8月にリリース 細野晴臣、ジム・オルーク、ネルス・クライン、サム・ゲンデルらが参加

岡田拓郎がニューアルバム『Betsu No Jikan』を2022年8月31日(水)にリリースする。

91年生まれ、東京・福生育ちのソングライター/ギタリスト/プロデューサーの岡田拓郎は、2012年にバンド、森は生きているを結成しキャリアをスタートさせ、2015年のバンドの解散後はソロアーティストとして『ノスタルジア』(2017年)『The Beach EP』(2018年)『Morning Sun』(2020年)と傑作の数々をリリースしてきた。さらに、ギタリストとしてROTH BART BARON柴田聡子らを支えるとともに、プロデューサー/ミキシングエンジニアとして前野健太South Penguin優河Taiko Super Kicksなどの作品を手がけている。

そんな岡田が、『Morning Sun』、そしてduennとのコラボレーションアルバム『都市計画(Urban Planning)』(2020年)から2年ぶりの新作『Betsu No Jikan』を発表する。本作は、felicityの兄弟レーベルで、アンビエント、ニューエイジ、ドローン、ポストクラシカルなどのジャンルの境界線を取り払うNEWHERE MUSICからリリースされる。

参加アーティストは、石若駿、大久保淳也、カルロス・ニーニョ、香田悠真、サム・ゲンデル、鹿野洋平、ジム・オルークダニエル・クオン谷口雄ネルス・クライン細野晴臣、増村和彦、マーティ・ホロベック山田光という驚くべき、また豪華な面々。カバーアートの写真はディアノラ・ニコリーニ(Dianora Niccolini)が撮影している。なお、1曲目の“A Love Supreme”はジョン・コルトレーンのカバーだ。

以下、本作の制作などについて綴られたプレスリリースを引用する。

現代における「ポップソング」の可能性に真っ向から挑んでみせた傑作『Morning Sun』(2020年)を経て、今岡田拓郎は、その「ポップソング」のあり方を形作っているメタ的な構造それ自体を検分し、ダイナミックに再生させようとしている。2年ぶりの新アルバム『Betsu No Jikan』は、この間彼が取り組んできたそうした試みの集大成と呼ぶべき、圧倒的な作品だ。

ドラマーの石若駿らとの即興演奏の成果を「素材」として一旦持ち帰り、エディットを施した上、更に様々なミュージシャンに対してその上で即興的な演奏をするよう指示。ジム・オルーク、ネルス・クライン、サム・ゲンデル、カルロス・ニーニョ、細野晴臣という錚々たる音楽家たちによってリモート収録されたデータを受け取った岡田は、それらを再びエディットし、コラージュし、自身と各人の演奏を混ぜ込んでいった。

精密なエンジニアリングによって、各音はこれ以上無いほどつややかにトリートメントされ、各々の音の持つ特徴がかえって鋭く立ち上がってくる。同一の時間への収斂を執拗に避け、「別の時間」のありようを肯定するとき、新たな「ポップ」の姿がコミュニケーションの次元から立ち上がる。

「ポップとは何か」を考え抜こうとする岡田の野心的な批評精神と音楽家としての強靭な身体性は、ついにこのような境地までたどり着いた。本作『Betsu No Jikan』は、当代随一のポップエクスペリメンタリストである岡田拓郎が静かに提示する、尊く力強い問題提起だ。

筆者は一足先に本作を聴かせてもらったが、本作は、多様で多彩な音楽を奏でレコードに刻んできた岡田の間違いなく最高傑作だと言える。真摯かつストイック、研究家的であり、けれどもどこかひねくれた、誰にも似ないユニークなセンスを持った音楽家が、これまでにない方法で、これまでになく素直かつストレートに作った作品だと感じられた。ポップやロック、ドローンやインプロビゼーション、エレクトロニックミュージックなどが渾然一体となっており、岡田が追い求めてきた音楽が、ついに、ここに理想的な形で結実しているのではないだろうか。

岡田拓郎の新作『Betsu No Jikan』。いま言えることは、とにかく絶対に聴いてほしい作品だということだけだ。

 


RELEASE INFORMATION

岡田拓郎 『Betsu No Jikan』 NEWHERE MUSIC(2022)

■CD
リリース日:2022年8月31日(水)
品番:PECF-1193
定価:3,080円(税込)

■LP
リリース日:未定
品番:PEJF-91043
定価:3,630円(税込)

TRACKLIST
1. A Love Supreme
2. Moons
3. Sand
4. If Sea Could Sing
5. Reflections / Entering #3
6. Deep River

■参加アーティスト
石若駿/大久保淳也/カルロス・ニーニョ/香田 悠真/サム・ゲンデル/鹿野洋平/ジム・オルーク/ダニエル・クオン/谷口雄/ネルス・クライン/細野晴臣/増村和彦/マーティ・ホロベック/山田光

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