4 the SUMMER in you
[ 特集 ]夏フェスを聴こう、2015。
今年もこの季節がやってきました! 楽しい日々をもっと楽しくするために、スケジュール調整といっしょに耳の夏支度もそろそろ始めませんか~!?
夏フェス出演アクトの新作&近作を紹介!(2)
震災以降、TOSHI-LOWはMCを解禁し、楽曲と熱いメッセージの両輪で観客に訴え続けてきたが、今年で結成20周年を迎える彼らのドキュメンタリー映画の主題歌を含む新シングルは、前作『超克』を受け継ぐ全編日本語詞。より歌に軸足が置かれた楽曲群は、ライヴでさらに輝きが増すだろう。 *荒金良介
YouTube動画の再生回数が2千万を超える新進シンガー・ソングライターの初シングル。春めいた曲メインながら、伸びやかな歌声はシチュエーションを選ばず爽やかに響くはず。なお、カップリングに収録の“ONE DAY”は〈MTV ZUSHI FES〉で同じ舞台を踏むm-floのカヴァー……ということは? *轟ひろみ
タイトルからして盛り上がらないわけはないニュー・シングル。軟派なヴァイブで腰を揺らしにかかる歌謡ディスコは、ミラーボールの下もいいけど〈JOIN ALIVE〉〈Sunset〉といった広い空の下も似合いそう。爽快にドライヴするカップリングと2曲、対照的なサマー・チューン揃いです! *土田真弓
15周年イヤーを熱く駆け抜けている彼女は、〈TOKAI SUMMIT〉などに出演。キャッチーなクラップ・チューン“EX TAPE”など新曲3つに過去のサマー・ヒットを満載したこの夏コレクションは必携の一枚となるはず。なかでもセクシー&クールな90s作法のR&B“NO ONE ELSE BUT YOU”は極上! *出嶌孝次
〈ROCK IN JAPAN〉恒例のレジェンド枠(!?)には、8月に20年ぶりの復活公演を控える4人組が登場! 再結成ライヴに対して〈当時の曲をいまの自分たちで再現してみたい〉とコメントしているだけに、直前のフェス出演でも“フレンズ”など巨大ヒットが連発されそう。このベスト盤で準備を! *土田
往年の名曲を惜しげもなく繰り出した、15年ぶりの渋谷公会堂公演を濃縮した必聴ライヴ盤。3人のみによるシンプルな演奏も、曽我部恵一の味わい深い歌も、すべてが躍動感に溢れて美しい。長いキャリアのなかでもいまが最高。その充実の演奏を〈RISING SUN〉や〈フジロック〉で確かめよう。 *宮本英夫
年内での解散を発表している彼らを〈RISING SUN〉など夏フェスで観るチャンスは今年限り。ラスト・アルバムとなる本作は、〈SAMURAI JAZZ〉と賞されるスリリングな楽器バトルを、映画音楽、歌謡曲、民謡に応用したカヴァー集だ。枯れるよりも華々しく散る、最後の雄姿を心に焼き付けろ! *宮本
名古屋の地下パンク・シーンで育った彼らが、なぜいま〈RISING SUN〉などの大規模フェスに引っ張りだこなのか? その回答はこのメジャー・デビュー作にある。時代を撃ち抜く希望のメッセージをポップなメロディーに乗せた王道メロコアで、今夏のニュー・ヒーローは彼らになるはず! *宮本
〈高校生ラップ選手権〉から生まれたイケメン双子のヒーローが、初の全国流通作となるファースト・アルバムをついに完成! 後見人でもあるZeebra主催の〈SUMMER BOMB〉では、百戦錬磨のヴェテラン・アクトを相手に、フレッシュな勢いを見せつけてくれることに期待したい。 *轟
5月には自分たち主催のフェス〈人間交差点〉を敢行したキング・オブ・ステージ。真夏から初秋にかけて〈Sunset〉まで全国を忙しくツーリング・ブギーな予定ですが、このレーベル移籍第1弾シングルはもちろん、7月のニュー・アルバムもぜひチェックしたうえで現場に臨みたいね! *轟
DILLON FRANCIS Money Sucks, Friends Rule Mad Decent/Columbia/ソニー(2014)
カルヴィン・ハリスとの再タッグやスクリレックスとの共演も報じられ、ますますセレブ感が増してきたLAのお祭り野郎。EDM以降のポップさを呑み込んだこの享楽ブーティー・ベース作品も晴れて日本盤化され、いざ〈SONIC MANIA〉へ来襲です。家でこっそりトゥワークの練習しておこう! *山西絵美